第1期体験学習中間報告会

2017年10月18日  投稿者:Daao 国際社会学科3年

約10日間の第1期体験学習が終了し、FSメンバーが体験学習先の村やNGOでどのような活動をしていたのか、またどのようなことをそこで学んだのか発表する中間報告会がおこなわれました。1期ではこれから調査するために、そして今までと異なった環境での生活に適応していくため、体験学習先で良好な人間関係の構築をすることが大きな目的の一つでした。

中間報告会では、学生7人、押山先生、日本でFS事前授業をしてくださった高橋先生、ISDEPという私たちの体験学習をサポートしてくださっているNGOの方2名が参加し、発表時間は1人約30分間、10分はパワーポイントを用いての発表、残りの20分間で発表内容への質問やアドバイスをしていただきました。

これから本格的に体験学習テーマの調査が始まる2期体験学習の時間を有効活用するために、具体的に何を調査によって明確にすべきなのか、そのために何をすべきなのかを先生方やNGOの方を中心に的確なアドバイスをいただき、FSの中の学びを振り返るとても重要な時間でした。

私自身1期を振り返ると、良好な人間関係を構築するためのコミュニケーションの中で、どのように村人と距離を縮められるか、そのためにどのように行動すればよいのか悩む部分もありました。その中で私は特に村人の名前を覚えること、挨拶をすることという当たり前ですが相手からしてもらえると嬉しいことをするように心がけました。

また体験学習先の村人を「村人」として考えるのではなく「ただ仲良くなりたい人」と考えることによって、異なった言語、文化、環境などは気にならなくなりました。このように意識したのは、高校や大学に入学したばかりの頃のような新しい環境に身を置いたときに人間関係を構築してく過程と同じだと思ったからです。

体験学習先のカレン族(パガニョー)の挨拶は「何食べた?」「何をしているの?」というような質問をすることなので、「何食べた?」と聞いてくれた時はタイ語で答え、それをパガニョー語で何というのか教えてもらい、「何をしているの?」と自分から聞いた時は、自分にできそうなことだったら一緒にやらせてもらいました。挨拶が質問のため、挨拶をすることでそこから話を広げやすい、また長く話せば話すほど村人のことを知れ、自分のことも知ってもらえるのでこれからもこの方法は続けていきたいと思っています。

第2期体験学習は21日間と1期の2倍の長さとなっています。不安なことも多いですが、様々な経験を通じて自分自身の成長に繋げていきたいと思っています。

中間報告の様子
頑張った中間報告後のタイのしゃぶしゃぶ