第16期長期タイフィールドスタディスタート

2015年08月28日  投稿者:IS3年 蓮沼悠

8月18日、第16期長期タイフィールドスタディが始まりました。今年の参加人数は4年生2人、3年生が6人の計8人で、学科は国際社会学科、現代社会学科、日本文化学科と様々です。長期タイフィールドスタディとは、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だ、という理念の元始まった、北部タイの中心都市チェンマイ市にあるチェンマイ大学と連携して実施されている半年間のスタディプログラムです。まずチェンマイ大学で2ヶ月間実践的なタイ語やタイ社会について学び、その後の3ヶ月間は各自のテーマに沿い農村や山地民の村、NGOや政府機関等で体験学習をします。体験学習は3期に分かれており、各期での課題を現地の人々と共に生活し、彼らの直面する問題を同じ目線に立って考察しながら取り組んでいきます。

私が長期タイフィールドスタディへの参加を決めたのは大学2年生の春でした。ゼミでの面談で、タイ短期フィールドスタディへの参加を決めていた私に先生が薦めて下さり元々参加を悩んでいた私は先生の言葉に背中を押され、今回の長期タイフィールドスタディへの参加に踏み切りました。初めはずっと体験学習テーマも決まらず、周りの友達がどんどん自分のテーマをはっきりと持ち勉学を積み重ねていっているのを見て、不安を感じることもありました。しかし今年の2月に短期タイ・中国<雲南>フィールドスタディに参加し、現地の人々が自発的に、外部から入ってくるものを受け入れながら、自分たちの伝統や文化を存続していこうという内発的発展の話を聞き、とても関心を持ったので、長期タイフィールドスタディでのテーマにこの関心を発展させていきたいと思いました。

現地での体調や言葉などの不安も少し感じていますが、このプログラムでしか出来ない体験を目一杯楽しみ、たくさんのことを吸収し、自分の視野を広げたいと思っています。

タイ出発前の羽田空港で