カレン民族の儀式(8月13日)

2011年08月22日  投稿者:押山正紀

学生がお世話になっているカレン民族の村人から13日(土)に村で大切な儀式があるので来ないか、と連絡がありました。 カレン民族(自称パガヨー:パガヨーは森と共に生きる者という意味)の村では、超自然・自然・人間を繋ぐ儀式がたくさんあります。 その中でも年に2回(田植えが無事に終わったことを感謝する儀式で8月行なわれる、収穫後行なわれる儀式は2月頃行なわれる) のギチュ(手に聖糸を巻く儀式)は、おコメを大切にしている村人にとってはとても重要な儀式になります。

そんな大切な儀式に参列できるのは滅多にないことなので、皆で片道2時間かかる村(往復4時間)、日帰りで行ってきました。 カレンの村人は、精霊が37あると信じています。5つは人間の身体の中に宿っているもの、残りの35は自然界のもの、 例えば、おコメ、水牛、鶏、バッタ・・・・など、そしてこの37の精霊がそろって、幸せで健康な状態になると信じています。

参加した学生たちも37の精霊を読んでもらい、どこにも行かないよう(病気にならないよう)手に糸を巻いてもらいました。 儀式が終わり、皆で美味しい食事をいただき、チェンマイに戻って来ました。

帰り際、日本にこのような儀式はあるのか?と村人に聞かれて、皆、答えられませんでした。 FSで学ばなければならないことは、タイのことだけではなさそうです。

招魂儀礼

カレン民族の棚田

カレンの食事

カレン民族の村での儀式に参加