恵泉ディクショナリー

モダンジャズの誕生歴史文化学科

[もだんじゃずのたんじょう] 

モダンジャズの誕生とは

奴隷船によってアメリカに連れて来られたアフリカ黒人たちは、故郷を懐かしみながら白人の持つ楽器によって独特の音楽を発生させました。うるさいとか喧しいという意味でジャズと呼ばれたのです。白人たちはこのジャズを初めは軽蔑していました、「聖者の行進」を思い浮かべて下さい、良くて陽気な葬式の音楽くらいにしか思っていなかったのです。しかしやがてジャズは進化しました、1940年代終わりから1960年ころにかけて、それまでの陽気賑やか一辺倒であったジャズが白人からも一目を置かれる芸術性を持ち始めます。その曲のテーマの持つコード進行(和音のつながり)をそのまま繰り返し、テーマとは違ったメロディを即興で演奏する、あるいはテーマのコード進行をやや複雑にして演奏するなどの技法を確立しました。さらに土着的ブルースというよりも、都会の憂鬱を奏でる独得の洗練された音楽にジャズは発展し、これがモダンジャズと呼ばれるようになりました。クラシックでは禁止されている、テンションノート(緊張感ある音)を頻繁に使う技法が特徴です。ドミソの上にレを載せて下さい、ソシレの上にラのフラットを載せて下さい、それぞれナインス、フラットナインスという音です、不協和音に聞こえましたか、それとも洒落た和音に聞こえましたか?

2012年07月02日 筆者: 岩村 太郎  筆者プロフィール(教員紹介)

マ行

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