「世界報道写真展」に行ってきました 国際社会学科

2018年07月02日
 投稿者:国際社会学科3年 鈴木真琴
 ゼミ/授業名:高橋清貴ゼミ

高橋ゼミでは、6月28日(木)の夕方、恵比寿の東京都写真美術館で開催されている「世界報道写真展2018」に行きました。この写真展は毎年開催され、1年間で世界で起きた様々な出来事を写した報道写真のうち応募があった7万点以上の作品の中から選ばれた選りすぐりの写真ばかりが展示されています。

たくさんの優れた写真の中で、特に印象に残っているのは、元々は普通に働いていたけれど失業などの理由で大学を出たにも関わらずセックスワーカーになってしまったロシア人女性たちを撮った写真です。学生だったり会社で働いていた一般の女性が様々な理由からそのような状況になってしまった彼女たちを一人一人、絵画のように美しく撮った写真を観て、同じ女性としてとても考えさせられました。

もう一点印象に残った写真は、モスル奪還作戦の際にイラクの特殊部隊兵士がIS戦闘員と思われる男を射殺した直後を写したものです。戦地という危険な場所に自ら足を運び、ありのままの真実を伝えようとするジャーナリスト魂をこの一枚に感じました。

これらの写真は、いずれも私たちが暮らす同じ世界で実際に起きている出来事であり、どんなに悲惨であっても全て真実なのです。これらの現実から私たちは決して目を反らしてはいけないし、忘れてはいけないと、写真展の後、みんなで食事をしながら話し合いました。

担当教員:高橋 清貴

難民や移民、格差や貧困、差別やテロ、温暖化など地球規模の課題が深刻化しています。根本には経済成長を信奉する私たちの考え方にあります。企業や政治家も今の経済と社会のあり方を維持すれども、根本から見直そうとはしません。一方、草の根では、来たるべき未来社会に向けて人々が知恵を出し、協力し合う動きが活発になっています。そうした市民の創造力と活動から、「国際協力」や「平和構築」の新しい意味とアプローチを研究しています。

高橋 清貴