「中国節」(チャイナフェスティバル)で中国文化を体験 国際社会学科

2018年05月30日
 ゼミ/授業名:教養基礎演習(楊ゼミ)

2018年5月、中国首相として約7年ぶりに来日した李克強首相は、いまの日中関係を「雨後天晴」と形容し、様々な紆余曲折を経て、日中平和友好条約締結40周年の今年を、日中関係のさらなる発展に繋げていきたいという強い決意を示されました。

それに先立って、日中国交正常化45周年を記念して昨年の10月、東京代々木公園で「中国節」(チャイナフェスティバル2017)が盛大に開かれていました。四川料理や福建料理など中国各地のグルメの屋台のほかに、二胡の演奏やチャイナドレスのファッションショー、漢服の展示など様々な中国文化の披露があり、広い会場は熱気に包まれていました。
日頃、教養基礎演習(1年生対象のゼミ)で中国や日中関係について学んでいる皆さんは、教養基礎演習のFT(「フィールドトリップ」)で初めてこのチャイナフェスティバルに参加しました。中国語が飛び交うなかで、中国各地の料理にチャレンジしたり、中国の楽器の演奏を聴いたり、中国留学生から「漢服」の歴史や特徴の説明を受けたりして、思う存分中国文化に触れていました。

チャイナフェスティバル・中国節でパンダと記念撮影
漢服(伝統的なチャイナ服)を着た中国人の皆さんと記念撮影
日中国交正常化45周年記念・チャイナフェスティバル・中国節

担当教員:楊 志輝

グローバル化が進んでいる現在、国境を越えてヒト・モノ・カネ・情報などの移動が活発に行われ、世界の国々が相互に依存し、政治といえども国と国との関係は、私たち一人ひとりと無関係ではありません。領土・領海をめぐる対立、安全保障関連法の制定はまさにその良い例でしょう。貿易や人的交流で密接に関わりあっているのに、政治的・感情的にいがみ合ういまの日中関係のあり方を歴史的に紐解きます。

楊 志輝