児童労働の実態を学び、フェアトレード商品を販売してみました! 国際社会学科

2013年06月14日
 投稿者:堀 芳枝
 ゼミ/授業名:堀ゼミ

今年の堀ゼミ(2年生)はアジアの児童労働についてテキストを輪読しています。

児童労働とは子どもが肉体・精神的に健全な発達をさまたげ、経済的に搾取されるような労働を強いられることです。紅茶やバナナのプランテーションで働く労働から、カーペット工場で働かされる子どもだけでなく、路上で物乞いをするストリート・チルドレンも児童労働者です。そして、人身売買や子ども兵士、債務奴隷など「最悪の形態の児童労働」についても学びました。
こうした児童労働を減らすためには、子どもの権利条約の批准と政府の対応のほかに、企業の社会的責任を高めることなどがあります。
また、学生たちも少しでも何かしたいということになり、恵泉のスプリングフェスティバルでは、堀ゼミの卒業生のAさんが働いているAPLAというNGOのフェアトレード(や民衆交易)商品を、販売しました。事前にAさんから、フェアトレード(や民衆交易)についてNGOスタッフとしてお話を伺いました。生産者にフェア(公正)な価格を支払うことが、貧困の解決につながり、ひいては児童労働の減少につながると考えるからです。

秋の恵泉祭では、もっと大規模にフェアトレード商品を販売しようと考え中です。

売れ行き上々です!

フェアトレードの商品説明も自分たちでつくりました

作業にも熱が入ります!

担当教員:堀 芳枝

私は大学2年生の時にフィリピン・ミンダナオ島でのワークキャンプに参加したことが、自分の価値の「大転換」となり、その後の進路も大きく変わりました。 現在はフィリピンを中心とする貧困や開発、子どもや女性の権利、アジアの民主主義について教えてます。 学生から東南アジアって面白い、恵泉で良かった!と言って卒業してもらえることが何よりの励みです。

堀 芳枝