読書と映画鑑賞で、ジェンダー問題を考えています 人間環境学科

2011年10月17日
 投稿者:大日向3年ゼミ生
 ゼミ/授業名:大日向ゼミ

私たち、大日向雅美先生の3年ゼミでは、主に「家族関係」「子育て」「ジェンダー」をテーマに、読書や映画鑑賞を行っています。
春学期は各自で関心のある本を"乱読し"、レジュメをつくって、先生やゼミ生と討議を重ねました。読書をしてからゼミ内で発表し討論することで、時代背景と共に変化した家族関係やジェンダー問題について理解や知識を深め、更に同じ女性として自分と重ねながら現在や将来を考えることができました。

秋学期は、ジェンダーに関わる内容の『エリン・ブロコビッチ』や『クレイマー・クレイマー』などの映画をリストアップし、鑑賞しています。鑑賞後は、各自が心に残った言葉や行動を討論し合っています。映画を見ることで、本よりもさらに具体的に家族の在り方、子育て、働く女性、男女のコミュニケーションの違いも分かります。主に洋画を見ることが多いので、日本を第三者的視点で比較することもできて、新しい発見の連続です。
「ジェンダー」と聞くと少し取っ付きにくく、複雑で難しいイメージを持ちがちですが、実際は女性なら誰もが関係があり身近なことです。少人数のゼミですので、アットホームな雰囲気があって、発言しやすい環境です。他の人の意見をじっくりと聞きながら、視野の広がりを実感する充実した時間を先生とゼミ生で一緒に作っています。

大日向3年ゼミ生(池田純・左座未来・高橋由未・田中千香子・上島日登美・郭揚帆)

大日向3年ゼミ生

担当教員:大日向 雅美

家族関係や親子問題を心理学の視点から研究しています。科目名は「心理女性学」や「子供の発達」です。大学では、視野を広く持って知識を蓄え、それを自分の足下の問題に当てはめて考える力を身につけてほしいと願っています。家族や親子問題を学ぶことは、そうした力を養う適切な学問ではないかと思います。

大日向 雅美