「小野路里地里山プロジェクト」にて稲刈りを実施しました 人間環境学科

2011年10月03日
 投稿者:宮内 泰之
 ゼミ/授業名:宮内ゼミ

恵泉では、昨年度から町田市の支援を受けて、小野路の谷戸田と周辺の雑木林を復活させる「小野路里地里山プロジェクト」に取り組んでいます。農家の儀平さんをはじめとする近隣農家の方々のご指導、自然保護のNPO団体'みどりのゆび'の方々のご協力等を得て、学内では園芸担当の教職員が中心となり、多くの学生と共に活動しております。今春、約10年振りに谷戸の一角の田起こしを行い、種籾まきと育苗、田植え、草取り、水の管理などの作業と続き、ようやく稲刈りまでたどり着きました。9月下旬に台風15号が上陸した際には、田んぼには水があふれ、大きく育った稲もみんな倒れてしまいました。それでも、9月25日には約20名の参加者と共に、うるち米の稲刈りとはざ掛けを無事に終えることができました。

まだ田んぼ二枚なので、谷戸全体を復活させるには前途多難です。田んぼでの一連の作業を通してあらためて実感したことは、田んぼと周りの雑木林は一体であるということです。薪や炭を使わなくなった今日、周辺雑木林の木々は高く成長し、その結果、谷戸田の日照時間はとても短くなってしまっています。来年、更に田んぼ作りを発展させていくために、少しずつ雑木林の手入れもしていくつもりです。
10月10日には、先日稲刈りをしたうるち米の脱穀と、もち米の稲刈りを予定しています。11月以降は、餅つきや芋煮会、稲藁を使った注連飾りの作り方、雑木林の作業など、田んぼに係る様々な行事を予定しておりますので、皆さんも是非ご参加ください。

はざ掛け

稲刈り

担当教員:宮内 泰之