正直なジャムを作り、女性らしく働く、元素人主婦のお話を聞く 人間環境学科

2011年06月21日
 投稿者:松村 正治
 ゼミ/授業名:人間環境実践演習(松村ゼミ)

2011年5月20日、松村ゼミの3年生はワーカーズ・コレクティブ凡を訪ね、工場を見学し、代表の三ツ石さんからお話をうかがいました。
凡は、25年前に主婦が「なりたい自分になる」という夢をかたちにするためにつくった事業体です。出費・労働・運営に参加し、自分たちが望むモノやサービスを事業化するワーカーズ・コレクティブ運動として出発しました。現在は、地元産・国産の農産物を使い、素材の良さを生かしながら手間ひまかけてジャム・シロップを加工・販売しています。

◆ゼミ生の感想(抜粋)
どんな果物や野菜も大切にする。女性が女性らしく働ける場として、働く人がみな輝いて見えた。まったくの経営などの素人から始まったとは思えない成長。それまでには紆余曲折がたくさんあっただろうが、それを屈託なく話す三ツ石さんに感謝するばかりであった。 働くならば、こういったところで働きたいな、と思った。そして、誇り高く働く女性になりたいな、と思った。(ゆんゆん)

主婦という全くの素人からはじめ、ここまで一つの事業として確立し成功していることが素晴らしいと思った。女性たちは本当に小さな集まりだったかもしれないが、起業当時から思いや志を強く持ち続けてきたことが成功に導いたと考えることができる。
また、ローカルな部分を非常に大事にしていることに魅力を感じた。自分たちが住む地域の農作物をなるべく使用し、また農産物の無駄をなくすために加工商品にするという理念が根本にあることは強みであると感じる。小さな企業こそ、その地域の特性を生かし、その土地ならではの取り組みを行うことが重要であり、大企業のように大量生産を行えば価格は安くなっても、ただ商品として市場に出回ることしかならないだろう。(よしこ)

日本ではあまりトレーサビリティ、地産地消、情報の開示がされていない食品が多い中、凡のように安心して食べられるものを作っているというのは大きな価値がある。凡は日本農業の救世主でもあり先駆者でもある。企業のように利益を生むことだけが目的ではなく、消費者の立場から全員が作り上げていく企業組合だからこそ、できることではないだろうか。(あい)

ワーカーズ・コレクティブ凡の事務所兼工場

手を洗い、帽子を被って、工場見学

ゆずマーマレードをお土産にいただきました

担当教員:松村 正治

私たちの社会は、私たちにとって必要であるはずの環境を破壊しています。この問題を解決するために私は、社会に生きる人びとが、環境を守る方向で、ともに考え、行動するための場や仕組みを作りたいと思っています。だから私は、どうしたら環境と共生できるのかを考えるよりもまず、いかにして他者とともに生きるのかを考えます。

松村 正治

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