学生の視点から発信する『パイン村通信』創刊 人間環境学科

2011年02月09日
 投稿者:松村 正治
 ゼミ/授業名:松村ゼミ

2010年秋学期の演習では、自分の身近な環境について調べ、考えることをテーマとしました。 演習の後半では、大学のキャンパスを対象として、良い点を評価し、悪い点を指摘し、より良くするためにどうすればよいかを話し合いました。 活発な議論となったので、この雰囲気を他の学生・教職員にも伝えたいと思い、急遽、学内報をつくることにしました。 それが、『パイン村通信』です。大学を「くに」と見立てて、その中にある小さな「むら」から学生の視点で発信しようというものです。 なお、「むら」の名前ですが、「パイン(pine)」を訳すと「松」なので、パイン村=松村という単純な理由から決めました。
2011年1月に創刊した『パイン村通信』から、学生が書いた記事をいくつか紹介します。

恵泉は音楽大学ではありませんが、それに負けないくらいの豊かな音楽があります。 恵泉のキリスト教を象徴する一つがチャペルにあるパイプオルガンです。オランダのライル兄弟オルガン製作所によって造られました。 名前は「姫」といいます。ちなみにパイプオルガンは湿度や温度の変化に弱いため、チャペルの扉の開けっ放しは厳禁なのです。
心を傾けて聴くという行為は忙しい現代において忘れかけられているような気がします。 恵泉にある音楽は派手で刺激的な音楽とは違い、素朴で心にしみこむような音楽があります。音楽に恵まれている恵泉。 みなさんももっと大学の音楽を身近に感じて音楽のあるキャンパスライフを過ごしてみてはいかがでしょうか?(ちーにょ)

恵泉のキャンパスの横には一本杉公園という多摩市が管理をしている公園がある。 そこには、広い芝生や浅い池があり、時折子どもたちが元気に遊ぶ姿がみられる。 また、公園内には旧有山家と旧加藤家の古民家が建てられており、常時建物を見ることが出来るようになっている。 古民家がどのようなものなのか知らないという人には、一見の価値がある建物である。 また、古民家ではチャボが放し飼いされており、建物を見学しに行くと出迎えてくれるのも楽しみの一つである。(よしこ)

食堂のメニューは多岐にわたるが、その中でも先生方の人気のメニューは何か?独自のルートで調べたところ、カレーが2票入り、カレーが今のところダントツで人気である。 某H先生に、なぜカレーを食べるのかと尋ねると、あまり買うのに並ばなくてよいからという答え。 しかし!H先生にはこだわりがあり、カツカレーしか食べないという。本当かどうかは定かではないが・・・。 これから先生との会話の種にするためにも、あなたも、先生が何を食べているかチェックしてみると面白いかも!?(ゆんゆん)

担当教員:松村 正治

私たちの社会は、私たちにとって必要であるはずの環境を破壊しています。この問題を解決するために私は、社会に生きる人びとが、環境を守る方向で、ともに考え、行動するための場や仕組みを作りたいと思っています。だから私は、どうしたら環境と共生できるのかを考えるよりもまず、いかにして他者とともに生きるのかを考えます。

松村 正治