ミツバチを飼って多摩センターを活性化? 人間環境学科

2010年06月28日
 投稿者:松村正治
 ゼミ/授業名:松村ゼミ(環境論実践演習I)

6/18(金)のゼミでは、「多摩ミツバチプロジェクト」の皆さんがミツバチを飼育している現場を訪れました。このプロジェクトでは、まちづくりや園芸などに興味のある人びとが、「銀座ミツバチプロジェクト(http://www.gin-pachi.jp/)」に刺激を受けて、多摩センター周辺地域を元気にしたいと2年前から養蜂に取り組んでいます。

訪問したのは、多摩センター駅から徒歩5分に多摩美術大学美術館の屋上です。多摩ミツバチプロジェクトでは、ここでセイヨウミツバチを3群飼っています。

9時に現場へ到着すると、私たちは蜂用防護服に身を包みました。とても蒸し暑かったので、すぐに汗が滝のように流れ落ちました。この見学を楽しみにしていた学生は、積極的に飼育箱に近づいてつぶさに観察しましたが、ハチを苦手にしている学生は遠巻きに様子を眺めるだけでした。

ハチを好きか嫌いかにかかわらず、蜂蜜には誰もが興味があります。飼育箱から蜜を含んだ木枠を取り出し、これを分離器に入れてぐるぐる回すと蜂蜜を得ることができます。それを、指ですくって舐めると、みんな口々に「甘~い!」「濃い~!」。それだけではなく、帰りがけにカップ2杯分の蜂蜜をいただいたので、キャンパスへ戻ってから、それをパンにたっぷり塗って堪能しました。

多摩ミツバチプロジェクトの皆さん、大変お世話になり、ありがとうございました!
(来週のゼミは田植え)

木枠にはミツバチがぎっしり

分離器に入れて回転させる

いただいたコップ2杯分の蜂蜜

担当教員:松村正治

私たちの社会は、私たちにとって必要であるはずの環境を破壊しています。この問題を解決するために私は、社会に生きる人びとが、環境を守る方向で、ともに考え、行動するための場や仕組みを作りたいと思っています。だから私は、どうしたら環境と共生できるのかを考えるよりもまず、いかにして他者とともに生きるのかを考えます。

松村正治