『管理されない心』をめざして 国際社会学科

2009年12月15日
 投稿者:定松 文
 ゼミ/授業名:定松ゼミ

3年生のゼミ生にゼミの内容と雰囲気についてうかがいました。
8名の学生がそれぞれ答えています。
学生の率直な意見をお聞きください。

Q1 定松ゼミでは何をやってきましたか?
→ホックシールドの『管理される心』という本を皆で一章ずつ担当して読み合いました。また、ただ読むだけではなく、自分たちの身近なことを例に社会を見て矛盾や問題点を考えて解決するための意見を交換し、理解を深めました(^^)/。
→労働する中で私たちの感情は操作させられているという事実について考察・討論してきました。
統計についても少しやりました。主にジェンダー、たまに国籍や移民についても考えました。

Q2 このゼミであなたが学んだことはなんですか?
→社会学や女性学における問題点を身近な所で感じることができるようになり、視野が広がってよかったです!
→他国のワークライフバランスを学び、日本の育児支援制度の現状について考えるきっかけがきました。
→元々ジェンダー関係に興味があったので、関心を深められて良かった!
→ゼミでジェンダーに学んだあと、女性として働くのに自信ができ、自分で自分を護る方法もわかった。

Q3 このゼミをあえて色でたとえると?また雰囲気は?
→色で例えると、ゴールドでしょう。
その心は金曜日にあるからです(笑)※ちなみに金髪の人はいません。楽しい☆おいしい☆ゼミです。自分の意見を素直に出せるし、違った意見を聞くことがあるから♪
→オレンジ。
真剣に授業をやりつつも、どこかのんびりとアットホームな雰囲気の中で授業をしているから。個性豊かな集まりで、みんなマイペースだけど伸び伸びと授業を受けているから。こたつみたいな雰囲気。みんなでのんびりぽかぽかやってる。
→青紫。
精神と物質のバランスがよい。それは、うちのゼミのみなさんは、かわいくて大人しい女子学生ですが、実は理想主義・自信がある、天性の創造力のある女性に見える。将来、カッコイキャリアウーマンになりそうです。
→白。
周りの空気を乱さないけど、なくてはならない存在の子が多いから。また、結構なんにでも興味関心があり、いろんな色に染まりやすそう。それぞれが独立してるから「個」。
→自由気ままに過ごしてる、飾らないから「自由」。
なんだかみんなまとってる空気感が似てる??ような...
→「穏やか」。縛りがないので自分の興味関心を広げられる。でも、その分だけ、自己責任が大きい。

Q4 先生はどんな人?(言いにくかったら、動物や他の物質、家電、駅名にたとえても可)
→電車に例えると特急です。一人好きで団体行動が嫌いな先生。めっちゃあっさり!でも優しい!博識♪男前な性格だと思います(笑)。お菓子もくれます(笑)。頼れる先生です!東京駅みたい。まじめで怖そうに見えるけど、優しい(*^_^*)
(ゼミの雰囲気の「穏やか」「あったか」というのが、教員から出ているわけではないことがよーくわかりました)

Q5 ゼミで旅行するならどこ?どうして?
→旅行するならデルタ航空を使ってパリのディズニーランドに行きたいです*
それはゼミで読んだ『管理される心』にデルタ航空のアテンダントの心理についてなどが書かれていたためと、日本とパリのディズニーの見せ方が異なることを先生から聞いたから(^-^)b。
→ヨーロッパ(2票)。
先生の専門分野だと思うし、みんなで行くならヨーロッパが楽しめると思う。
→中国の桂林。
中国では桂林の風景が一番って言われていますので、行ってみたいです。
→やっぱりフランスでしょ-!!
先生に案内していただきたいです。それか中国か韓国。ゼミ生に案内してもらいましょ♪

ありがとうございました。みなさんと行けないかもしれないので、写真だけでも楽しんでください。

『管理される心』を読みました

「孤独な散歩者の夢想」にはいいパリのシュクサンブール公園

季節がら思い切ってフィンランドの北極圏「サンタクロース村へ」

担当教員:定松 文

 成人式や七五三はいつから「すべき儀式」となり、服装の決まりができてきたのでしょうか。私たちの日常にある儀式や伝統、規範や「らしさ」は、ほとんどが「新しい」ものであり、社会的につくられたものです。社会的に創られた過程と背景を「ジェンダー」や「マイノリティ」の視点から考えてみたいと思います。

定松 文