2月7日「子どもたちとの出会いを通して」

2023年02月19日 

午前中は、JLMMという日本の団体が行っている支援活動を見学しました。JLMMでは、ゴミ拾いなどで生計を立てている貧困家庭の子どもやお母さんに対して、託児所や影響教育、健康教育などを行っています。元気いっぱいの子どもたちと、鬼ごっこなど身体を動かして一緒に遊びました。

午後はフレンズ・インターナショナルを訪問しました。この団体はチャイルドセーブ活動を軸に1984年から活動している国際NGOです。
私たちはワークショップに参加し、モクテル(ノンアルコールカクテル)作りを体験しました。これは実際に子供たちへの職業訓練の1つとして行われているもので、スタッフさんたちと協力して作ったカンボジアのフルーツを使ったジュースモクテルはとても美味しく、とても良い交流の時間になりました。

夕方には、プノンペンの中心を流れるトンレサップ川を渡ると、そこは都市のビル街とは対照的な庶民の暮らしがありました。繁栄する都市の光と影を見た気がします。

印象に残ったことは、JLMMにてカンボジアの子供達と交流した際、子供達は明るく人懐っこかったのですが、抱き抱えた時に体の線が細く、思った以上に軽くて驚きました。同時に、子供達の笑顔の裏背景には様々な問題があることに気付かされました。

この日の学び全体を通して、観光客としてただ写真を撮るだけの一瞬の楽しい交流は子供達の権利やプライバシーを守れていないことや、子供達の中には良いと思っていないかもしれないという事も踏まえつつ、交流する中である程度の信頼関係を深めてから思い出として写真や記録を残すことを意識しなければいけないと思いました。
そして、フレンズ・インターナショナルの方のお話しの中で何度も出てきた「子供たちが階段を登れるように助ける」様に私自身も出来ることを探して今後の課題に繋げたいです。

(国際社会学科3年 森脇結女、国際社会学科4年 古座岩真衣)