カリフォルニアFS⑤5~6日目

2023年09月05日 

【コンドルズホープ農場スティーブ・グリースマン先生とロビー・ジャファ先生のお話】

カリフォルニアに着いて5日目、サンタクルーズから、アメリカのサラダボールといわれるサリナスを通って、南に車で約5時半、乾燥地が広がるサンタバーバラ郡、ニュークヤマに移動。アグロエコロジー実践のモデル農場であるコンドルズホープ農場(Condor's Hope Ranch)を訪れました。この農場は、アグロエコロジー提唱者の一人であるスティーブ先生と、ライフラボを創設したロビー先生が営まれています。

この場所はカリフォルニアの中でも水の問題が深刻な地域だそうです。

30年前にこの地にやってきたというお二人から、お話を伺いました。限りある水を使い乾燥地帯におけるブドウやオリーブの栽培をどのように進めてきたか。人間の活動が自然環境の変化をより一層加速させていること。有機栽培であっても地域住民から水を略奪的に使用するベビーキャロットの企業と、それに対する不買運動。ワイン用ブドウの糖度の測定は、実践も交えながらお話を伺いました。

「自分たちが行えば良いのではなく、それを周りの人にも伝えていくことが大事」との言葉を体現されているのを、農場やお二人から感じながら過ごした時間となりました。

(社会園芸学科4年 SO)