2/18(土)KPKA 多摩大附属聖ヶ丘中学高等学校での平和授業(その1)

2023年02月19日

多摩市立瓜生小学での平和学習を担当してから1週間。
2月18日(土)の朝、KPKA4名は再び永山駅改札前に集合しました。多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校の中学2年生4学級に2コマ連続の平和授業を行うためです。

今回は初めての一人一学級の担当です。
9時45分、2か月ぶりのキャンパスに無事到着。学校の玄関では校長先生が出迎えてくださり、あたたかなご対応に心が和みます。その後、担任の先生方にご挨拶できた時にはKPKA全員の背筋がまっすぐに伸び、凛とした表情に。
教室に入ると担任の先生がKPKAを紹介くださり、すぐに授業が始まりました。今回も「平和の語り部になろう!」を授業のめあてとして掲げています。1時間目はアイスブレイクの手遊び歌と参加型紙芝居、既習事項を用いて戦争と平和についてイメージを言語化してからKPKAが『二度と』の紙芝を実演します。2時間目は生徒自身が『二度と』を実演できるように、紙芝居舞台の開け閉めや紙芝居の抜き差しのコツなどを説明してからグループに分かれて、一人2場面ずつグループ内で読みます。次に、代表の3人の生徒と担任の先生が前に出て『二度と』を3場面ずつ実演し、「平和の語り部」体験を学級で共有し、最後は歌で締めくくるという流れです。
「平和の語り部」となるためには、世界で起こっている戦争や紛争の本質について積極的に知ろうとする態度も必要になると考え、日本の戦争の歴史と他国との関係についても簡単に触れています。『二度と』を体験することを通して戦争の悲惨さを実感しながら、小さな疑問の種を手渡すためです。「何のために太平洋戦争が起こったのか」「何のために原爆は4日の間に2度落とされたのか」「何のために広島市にあの日8,000人の中学生が集められたのか」など、戦争についての疑問を抱き、出来事の目的、背景、流れを知るための行動に繋がればと願っています。

今回の平和授業でKPKAメンバーそれぞれが何を感じ、何を学んだかについては(その2)でご報告する予定です。

最後になりましたが、KPKAの授業に真摯に臨んでくださった中学2年の生徒の皆さん、ありがとうございました。様々なご支援をいただいた石飛校長先生、優しく見守りご指導くださった中学2年の担任の先生方に心から感謝申し上げます。そしてご参観くださった、他学年の先生方、日本教育新聞社のS様、多摩市立多摩永山中学校図書室司書のA先生、多摩市地域学校協働活動推進員のM様にも心よりお礼申し上げます。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校のHPには、2/18に授業の模様が掲載されました。