2/18(土)KPKA 多摩大附属聖ヶ丘中学高等学校 中学2年生への平和授業(その2)

2023年02月21日

ロシアのウクライナ侵攻から一年が過ぎようとする2月18日土曜日、KPKAは多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校の中学2年生の教室にお邪魔しました。「平和の語り部になろう!」というテーマで道徳の授業を担当させていただくためです。授業の内容は、日本が経験した戦争について知識を共有した上で、戦争の悲惨さや理不尽さを感じ、平和のために自分ができることについて考え、言語化するというものです。

KPKAにとって初めての中学2年生。しかも、学生が一人で行う2コマ連続の授業。
前日まで打ち合わせやリハーサルを重ねたので準備万端という自信はあるものの、心の中は不安でいっぱいでした。

しかし、授業を終えて控室に戻ったKPKAたちは最高の笑顔で輝いていました。KPKAが手渡したかった「平和の種」を、生徒の皆さんが確かに受け取ってくださったという手ごたえがあったからです。

これも中2の皆さんの真剣なまなざしと積極的な参加のお陰です。そしてすべては校長先生はじめ担任の先生方の日ごろのご指導とKPKAへのご理解、ご支援のお陰です。参観してくださった皆様のあたたかな見守りにも重ねてお礼申し上げます。

今日の感謝を力に変えて、KPKAは平和をめざす小さな羽ばたきをこれからも続けて参ります。

1人で授業をするということで何度も台本を見直したり修正したりしながら当日を迎えた。生徒達の反応を見ているとあまり伝わっていないのではと心配する場面もあったが、紙芝居を演じた時や演じてもらう時など、とても真剣な眼差しだった。
1週間ほど前に小学生への授業をしたばかりだったので、中学2年生の知識量や大人っぽさに圧倒されたものの、参観してくださったM様やS様、A先生からもお褒めの言葉を頂いた。特に声質や話し方など自分が自信を持っている所を褒められたのでさらに自信がつき、良い経験になったと思う。
今回は初めてということもあり話すことに精一杯だったが、次は生徒たちの様子もきちんと見て把握しつつ授業を進められるようにしたい。
2年1組のみなさん!ありがとう!

(国際社会学科1年 R.A.)

今回は、中学2年生1クラス(25人~26人)を一人の授業者が担当することになりました。1人で平和授業をするのは初めてなので、前回の12月の時とは異なる緊張感と不安がありました。
授業の前半は学級全体が静かで、問いかけた時の反応も少なかったため、私は一人一人の目を見ながら話しかけて応答して貰おうと試みました。その時、担任の先生がサポートしてくださったおかげで、授業後半になるにつれ少しずつ発言する生徒が増えて、ほっとしました。
代表として実演した3人の生徒たちは照れるような様子を見せながらも、紙芝居の演じ方の基本を素直に受け止めて、丁寧に読んでくれました。その姿から、私が伝えた内容を真剣に聞いて実践してくれたのだと思い、嬉しくなりました。そして、代表者が3枚読み終わる度に皆で拍手できたことからもクラスの温かさを感じました。大きな失敗もなく、時間がおすこともなかったのは、担任の先生と生徒の皆さんのおかげです。落ち着いて授業ができ、有意義な経験になりました。
授業の最後に、「今日学んだことを身近な人に伝えてくれますか?」「一緒に平和の種をまきましょう!」と言った時、みんながこちらを見てうなずいてくれました。メッセージを受け止めてくれた手ごたえを感じ、とても嬉しくなりました。心をこめて伝えることの大切さを教えてくれた2年2組の皆さん、ありがとうございました。

(英語コミュニケーション学科2年 Y.Y)

今回の平和学習は、とても充実したものだった。準備の期間から緊張していて、少しでも不安を取り除くために、台本にしっかりと目を通した。特に、黒板に写真を貼る位置の調整や、それぞれの写真の説明などが大変だったので、動きながら、そして状況をイメージしながらリハーサルに挑んだ。
本番の日、一人で教壇に立つというプレッシャーは大きかったが、3組のみんなはしっかりと耳を傾け、真剣なまなざしで授業を受けてくれた。みんなの意見を聞く場面では、中学生が緊張していたり、言いたいけど言えなかったりしたとき、担任の先生が察して名指しで当ててくださった。そのことに、本当に救われた。私一人が授業したのではなく、教室にいた人全員が支えてくれたと感じ、とても嬉しかったし、有意義な時間を過ごせた。今回自分なりにとても成功したと思えたのは、時間管理だ。私は腕時計を身につけていたので、当日しっかりと時間を合わせ、準備万端で臨んだ。時計を見ながら、予定通りであることを確認しながら進めることができたので、自分が本当に教師になれたように感じ、自信につながった。
これからの課題は、生徒の名前を覚えて、名前で呼びかけることだと思う。戦争や平和のイメージについて積極的に発言してもらうためにも、担当クラスの名簿をお借りして、名前で呼びたいと思う。今回はみんなの意見を求めるとき、「窓側の前から二番目に座っている女の子は、どう?」というように座席と性別で当ててしまったたが、もし名前で語りかけることができれば、授業が円滑に進むだろうし、生徒との距離が近くなり、親近感も生まれるだろうと思った。次に担当する機会があったら、ひとり一人の生徒を大切にする授業をして、生徒ともっと親しくなりたい。
2年3組の皆さん、ありがとうございました。

(英語コミュニケーション学科2年 S.W.)

去年の12月には授業のサポート役として先輩や留学生の方と3人で中学1年生に授業を行った。先週は小学6年生に4人で授業を行った。小中学校に行って授業をするようになってから3回目の今回は、1人で一クラスを担当することになった。
中学2年生に1人で授業を行うという事で、私の問いかけに対して反応はあるか、一緒に手遊びをしてくれるのか、など様々な不安や緊張があった。しかし、実際にクラスに訪れ授業を行うと4組の皆さんはとても熱心に授業に参加してくれた。発言や対応力も素晴らしく、とてもやりがいのあるクラスだった。
クラスの前で生徒自身が紙芝居『二度と』を実演する際に、実演する人を3人募ったら4人の生徒が手を挙げてくれた。想定より多く手を挙げてくれてびっくりしたが、紙芝居を通して平和の種をまくというKPKAの活動を、中学2年生が快く思っているように思えてとても嬉しかった。2年4組のみなさん、ありがとう。
授業が終わった時には反省点など沢山思い浮かんだが、何よりも充実感とこの場を設けてくれたたくさんの人への感謝があった。人に教える事でさらに自分の中で平和への理解や考え方が生まれるので、このような機会がもっとあれば良いなと思った。

(国際社会学科1年 M.K.)