3月9日 第2回特色GP「体験学習」活動報告会:体験学習実施のための危機管理セミナー(健康管理を中心に)

2007年03月16日

2006年度 第2回体験学習活動報告会 実施報告

特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)活動報告会
「体験学習実施のための危機管理セミナー(健康管理を中心に)
―恵泉女学園大学の制度的対応の事例を通して―」を開催いたしました。

本学での体験学習実施経験における健康管理を中心とした危機管理の事例を大学より報告し、外部のコメンテーターの方から専門的なお立場からのご意見をいただきました。また、参加者の方々から各大学の事例のご紹介をいただきました。

本取組担当者大橋正明人間社会学部長からのご挨拶 本取組担当者大橋正明人間社会学部長からのご挨拶

日 時:2007年3月9日(金) 13時30分~17時30分
場 所:早稲田奉仕園 日本キリスト教会館6階(東京都新宿区)
参加者:50名(大学関係者42名:学内11名・学外31名コメンテーター2名一般6名:保険会社2名 旅行業者2名 取材2名)

内容

  • 事例報告
    海外体験学習実施のための健康管理を中心とした危機管理
    恵泉女学園大学体験学習CSL・FS委員会委員長 上村英明
  • 専門的立場からのコメント
    医師の立場からの助言
    堀切中央病院長、NGOシェア=国際保健協力市民の会代表 本田徹
    事故を危機に変えないために
    AIU保険会社リスクコンサルティング課リスクコンサルタント 守永貴子
  • 質疑応答・協議

実施したイベントの成果

本学の海外体験学習プログラム実施のためのリスクマネジメント、危機管理体制を体系的に報告することで、我々自身が体制を再確認することができました。
本田氏からは医師としての立場とスタディツアーの主催者としての両面の立場から、伝染病対策の具体的な方法、医師との連携のあり方、学生に対する健康指導のポイントについて具体的かつ貴重なコメントをいただくことができました。また、守永氏からはリスクマネジメントの基本的な考え方(結果ではなく、リスクを見て未然に防ぐこと、危機対応も日頃の準備が大切であること、リスクも対策も各大学共通のものはないが、各大学が情報を交換し合いレベルをそろえていくことが重要)をご教示いただきました。
また、海外体験学習プログラムを実施している参加者の方々から、各大学の貴重な事例をうかがうことができました。

今後の事業への反映

来年度中に今回のコメントや各大学からのご意見をもとに危機管理のシミュレーションを実施して、本学のリスクマネジメント・危機管理体制を再点検し、より安全な体験学習を継続的に実施できるようにします。また、今回のセミナーと来年度の事例調査をもとに、危機管理事例集を作成し、各大学と情報を共有する予定です。

☆今回のセミナーの発表資料は本HP上で順次公開いたします。

以上