3/11 KPKA 今年度最後の、22回目のステージ!「よいしょ!よいしょ!」のかけ声で「へいわ」が出てきました!

2023年03月20日

3月11日は今年度最後の、22回目のステージでした。KPKAは1945年3月10日の東京大空襲や、2011年3月11日の東日本大震災に思いを馳せながら、穏やかな日常と「平和」の有難さに感謝できるステージにしたいと考えていました。

そこでKPKAは、参加型紙芝居『よいしょ よいしょ』(まついのりこ作・絵)を演じるために、みんなが「よいしょ! よいしょ!」と声と力を合わせて引っ張る最後の画面を手作りすることにしました。真っ白い画面の中央に「へいわ」と「peace」の文字を書き、その周りには鳩と虹の絵を添えました。

また、ステージのお開きの歌「幸せなら手をたたこう」もいつもと違う雰囲気で歌えたらいいねということで、今回はこの歌ができるまでのストーリーもお話することにしました。
この歌の作者は、元恵泉女学園大学学長の木村利人先生です。大学生だった木村さんは、戦後10年もたたないうちにフィリピンに贖罪の気持ちで奉仕活動に出かけました。そこで出会った青年ラルフは日本人に父親を殺された悲しみを抱えながら「忘れることはできないけれど、許すことはできる」、「これからは一緒に平和を創って行こう」と語ってくれました。その友情と平和への願いがきっかけとなって「幸せなら手をたたこう」は生まれました。このストーリーを会場の皆さんは深々とした気持ちで受け止めてくださったようでした。歌が終わってもしばらく静かに座っている方が多かったことが、今でも心に残っています。
KPKAは2022年3月27日のオープンの日からほぼ毎月、第二土曜日の午前と午後の2回公演をさせていただきました。一年間でのべ22回のステージをこうして続けることができたのも「こどもひろばOLIVE」のS様はじめスタッフの皆様の細やかなご配慮と励ましのおかげです。一年間見守っていただき、本当にありがとうございました。
KPKAはこれからも仲間と一緒に楽しいステージをめざして練習に励みます。初心を忘れず頑張りますので、4月からもどうぞよろしくお願いいたします。

わたしのまなび

本日の公演は、2022年度最後の紙芝居公演ということもあり、今までの集大成のつもりで臨みました。 「へいわ」と書いた画面を加えたり、パペットも使ってみたりして、新しいものを加えてみたらまた楽しさが広がったように感じます。
こうして振り返ると、この一年は、こどもひろばOLIVEの職員の方々や、顧問の先生方、その他大勢の方に支えられていたことに改めて気づきます。あたたかな見守りと応援のおかげで様々な試行錯誤ができた一年だったと思います。 まだまだ課題は残っていますが、今の目標は自分の個性を活かした私にしか出来ない紙芝居を読むことです。その目標達成のためにも、これからの紙芝居公演も1回1回を大事にして、KPKAのメンバーと共に更にレベルアップをしていきたいと思います。

日本語日本文化学科 3年 M.M.

3月11日の公演ではいつも最後に歌う手遊び歌の「幸せなら手をたたこう」がつくられたお話をしました。前日の練習でも言葉を考えていたのですが、短い時間で大切な部分をどのように伝えようかととても悩みました。キーワードをメンバーと一緒にまとめましたが上手く伝えられるかどうか不安でした。しかし、本番では子どもたちのご家族も真剣に話を聞いて下さっていたので、一生懸命考えて準備した甲斐があったと感じました。
今回初めて読んだ紙芝居だったので、脚本に書かれている演出方法(紙芝居を上下させてめくる等)をみながら演じてしまいました。そのため、子どもたちの反応を確認するゆとりがないのではと少し焦りました。しかし、子どもたちの反応がとても良かったおかげで、気が付くと余裕を持って紙芝居を読むことができていました。そして子どもたちと一緒に自分も楽しめていることに気づけた嬉しいステージになりました。これからもしっかり準備して本番に臨みたいです。

英語コミュニケーション学科2年 Y.Y.

本日の紙芝居シアターは、今年度ラストの日として、とても充実感あふれる一日となった。大勢のお客様が手遊び歌や紙芝居を楽しんでくれている様子がひしひしと伝わって、目が合う回数も多かった。
前に座っている子どもは、私たちの呼びかけに対し「この歌、めっちゃ知ってる!」などと元気な声を響かせてくれて、とても嬉しかった。そして、紙芝居が始まるときも、小さく拍手してくれて、心があたたかくなったような気がした。
マイクの音量をこまめに調節すること、声を高めのトーンではっきり出すこと、手遊びの時は体を大きく使うことなど、まだまだ改善すべきところがあるが、これからはそれらの課題をいつも意識して、自然にできるようになるまで習慣化したい。そして会場をもっともっと明るくして更に良いパフォーマンスができるように努めていきたい。

英語コミュニケーション学科2年 S.W.