第2回食育セミナー(2008.1.22) 素材のよさを生かした簡単料理

2008年02月08日

特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)の一環として、毛利彰伸シェフを迎えて全学生を対象とした食育セミナーを開催しました。シェフ自身も野菜作りをしていますが、なぜ自分自身でも野菜を育て料理を作っているのかを話していただいた後、本学の教育農場で学生たちが育てた野菜を使って、簡単に作れる料理の実演をお願いしました。もちろん、試食つきです。

毛利彰伸プロフィール
都内最初の本格的農園レストラン「La.毛利」のオーナーシェフ。保谷駅前にあったレストランを、2007年8月、練馬区大泉町に広がる野菜畑の一角、野菜をつくってもらっている白石農園のとなりに移してリニューアルオープン。白石農園は、体験農場、食農教育の拠点として有名であるが、毛利氏自身もここで野菜を育て、レストランで出したことがあるという。旬の野菜を使った料理、自家製ベーコン、スモークチーズ、手づくりパンなど、本物の味に出会えることで知られている。
http://www.la-mouri.com/

日 時:2008年1月22日(火) 午後2時から午後4時30分
場 所:恵泉女学園大学 多摩キャンパスJ202(東京都多摩市)
参加者数:87名(学生77名・教職員10名)

プログラム
お話:毛利さんがシェフになったワケと素材にこだわるワケ
作っていただいた料理:里芋のおやき
     カブの冷製
     温野菜(じゃがいも、大根、ラディッシュ、青梗菜など)
     白菜と自家製ベーコンのパスタ
     *材料はすべて有機野菜を使用

セミナーの成果
「野菜本来の味を生かすことの大切さを学びました!」
自身が野菜作りをしているシェフによる料理講座であったため、野菜の魅力がストレートに伝わり、必修科目「生活園芸I」の実習で野菜を作ることの素晴らしさを学生たちが感じ取ることができました。
セミナー終了後アンケートでは、「自分の食生活の参考になったか」の問に、参加学生の84%が「そう思う」(「どちらかと言えばそう思う」を加えれば96%)、「自分で収穫した野菜で料理を作ってみようと思ったか」の問に、75%の学生が「そう思う」(「どちらかと言えばそう思う」を加えれば96%)、「食について深く考えるきっかけになったか」の問に、70%の学生が「そう思う」(「どちらかと言えばそう思う」を加えれば94%)と答えています。
実際に学生が教育農場で栽培した野菜を使い、簡単にできる料理の指導を受けたことで、学生の積極的な反応を引き出すことができました。

 

今後の事業への反映
「生活園芸I」の授業は、キャンパスに隣接する教育農場での有機栽培による野菜作りを主体とし、収穫した野菜は各自持ち帰り家で食べるよう指導していますが、これまで野菜の調理方法まで学ぶ機会を提供することはできませんでした。今回実施した2回の食育セミナーによる料理指導で、食への関心、収穫した野菜を自分で調理して食べることへの意欲を高めることができ、本取組の目的の一つである、学生の健全で健康的な生活支援を高めることができました。今後は、このような食育学習の機会を全学に提供する方法について具体的に検討していきます。また、ここでの経験を発展、定着させるために、自由参加の食育講座や教育農場で栽培している野菜を主役としたレシピコンテストの開催やレシピブックの作成を進め、学生たちの探求心と創造力を引き出したいと思います。今回のセミナーは、「生活園芸I」の食育・環境教育的な側面を強化発展させた「食育・環境教育プログラム」の開発に大きな参考となりました。

  • 教育農場で収穫された野菜を食材に教育農場で収穫された
    野菜を食材に
  • 塩をふる毛利シェフ塩をふる毛利シェフ
  • 学生からいろいろな質問が学生からいろいろな質問が