フランス(ソルボンヌ大学)に1年間留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:フランス

2016年02月15日 

1月に入り、楽しくも慌ただしい年末の影響からか、年始の2日には高熱と腹痛でダウンしてしまいました。幸い、日本から持ってきていた薬で何とか治すことが出来ました。しかし、何も食べることが出来ず、辛い日々を送りました。楽しくても無理は禁物だなと思いました。

1月は「行ってしまう月」だと言われていますが、本当にあっという間に過ぎて行ってしまいました。授業が開始されて慌ただしいまま、すぐにやってきた学期末最終テストが思っていた以上に、私のストレスとなっていました。テストの練習問題でさえも問題の意味が理解できず、どうしていいかわからないという状態がしばらく続きました。このままではだめだと思い、冬休みに出会った友達に勉強を教えてほしいと頼みました。彼の教え方はとてもわかりやすく、自分が今までどこがわからなかったのか、問題の意図はなにかを理解できるようになりました。

テスト本番は、思っていた以上に緊張しました。テストを受ける教室にクラスメイトがいた時はとても安心し、リラックスすることができました。テストは、今までにないほど問題を解くことができたと思っています。正解、不正解にかかわらず、ここまで問題を解くことに没頭できたので、とてもすがすがしい気持ちになりました。日本でも今までいろいろなテストを受けてきましたが、こんな気持ちになったのは初めてです。そこで、私は初めてフランス語を学ぶことに対して、きちんとした気持ちがあることを自覚しました。フランスに来て、ソルボンヌ大学で学ぶことができて、とても良かったと思います。きっと、日本ではこのような気持ちになることはなかったと思います。

学期末テストが終わると、学校は休みになります。長期に渡る休みは、少し寂しい気持ちになりますが、休みだからと遊ぶことばかりを考えているわけではありません。今までの授業スピードがとても速かったので、ゆっくり一つずつ復習するとともに、日本で調べたいと思っていたことを調べてみようと思います。

次のセメスターへの手続きを終え、休みのあとは卒業セレモニーと次のクラスを決めるテストが来月と迫っています。1月は行ってしまう月ですが、世界のどこにいてもこの言葉があてはまることを実感したので、2月も大切に過ごしたいです。