DCU(ダブリンシティ大学)長期留学レポート 派遣留学生の声:アイルランド

2022年12月05日 投稿者: 英語コミュニケーション学科 坂田 未来

留学前に不安はありましたか?

最初のホストファミリー

留学前には沢山の不安がありました。
まず、自分の今の語学力で現地の方々とコミュニケーションを取れるのか。
次に私は異なる2つのホストファミリーにお世話になることになっていたのですが、最初の家族と上手くいった場合、2つ目のホームステイ先でお世話になる時、前と比べてしまわないかなどです。それだけでなく、事前のオリエンテーションで聞いていたように、友達とのトラブルに巻き込まれて心が折れてしまわないのか、授業についていけるのかなど、数え切れないほどの不安がありました。

それでも留学に行くことを決めた理由は、英語力を向上させたかったから。英語だけの生活環境で勉強することに憧れていたからです。

留学に行ってから大変だったことを教えてください。

やはりホストファミリーとのコミュニケーション。それに大学での毎週のテストです。

私は2つのご家庭でホームステイしたのですが、最初のお宅では、その家庭の7歳と3歳の子どもたちと遊んだり、夕食を家族そろって食べる際には、たくさんのお話を楽しむことができました。

しかし、2番目のホームステイ先では、ホストファミリーの方と生活のリズムが違っていたため、最初は話す機会をなかなか持つことができませんでした。
それが変わってきたのは、ホストファミリーの方から地元の観光地情報を教えてもらうなどするようになってからです。留学では『自分から話す勇気』が大切になると知った体験でもあったのです。

大学では毎週金曜日に一週間のまとめテストが行われるのですが、受けることで得意な範囲、苦手な範囲が一発でわかるテストだと感じるようになっています。
週によって点数が変動してしまうので、一定数以上の高得点を取ることを目標に、木曜日は大学に残って友人と勉強する習慣を作っています。

野外での授業風景
クラスメイトたち

留学が楽しく感じられるようになった点、日本の生活と違うからこその発見などをお教えください。

ホストファミリーとのコミュニケーションがうまく取れるようになったことで、留学自体が楽しくなっています。また授業の英語が聞き取れるようになってきたことも、楽しさの秘訣でしょう。

アイルランドでの生活が6週間ほど過ぎた時、"The Little Museum of Dublin"という博物館に行き、アイルランドの歴史を学ぶ機会がありました。嬉しいことに、現地スタッフの方がする説明を大方理解することができました。留学前と比べ、リスニング能力が確実に向上していることを実感できたのです。

大学の授業もはじめのうちは、自分の英語に自信が無く聞き役に回っていましたが、慣れるに従って少しずつ自発的に話すことが多くなってきました。また、今のクラスは金曜日の夜にバーに行ったり、クラスのグループチャットも盛んで、仲のいいクラスだからこそ楽しめている英語漬け留学の日々だと思っています。

友人たちと、現地の人々の憩いの場所であるパブにて
アイリッシュブレックファスト

恵泉入学を検討している高校生に対し、留学に対してのアドバイスをお願いします。

留学に行くことを決めるのは人生の大きな分岐点の一つだと思います。海外で生活をするのは楽しいことばかりではなく大変なこともたくさんありますが、日本ではできない英語に囲まれた環境での勉強はきっと自分のためになります。自身の目標のための一つの手段として、思い切って留学に参加してみてもいいのではないでしょうか。素敵な経験を積むことができると思います。また、留学を通して自分に自信をもって生活できるようになると思います。

ホストファミリーに勧められた場所

タイタニック・ベルファスト
(通称"タイタニック博物館"")

「ここベルファストは『タイタニック号』を造船した場所としても有名で、World Travel Awords にも認定された「タイタニック・ベルファスト(通称"タイタニック博物館"")」が世界的な観光名所として有名。

ホストファミリーに勧められた古都「キルケニー」は、美しく守られた自然の中に中世アイルランドの古城や大聖堂が点在する魅力的な場所。「ヨーロッパの美しい村30選」としても知られている。