コロナ禍のなかでの海外留学生活~韓国・台湾からの現地報告~⑦ 派遣留学生の声:台湾

2021年02月15日 

約1年間の留学が終わりました。この1年間はとてもあっという間で、とても充実した留学生活を送ることができたと思います。最初は、友達が一人もいない状況で台湾に来ましたが、台湾人の友達や他の国の留学生など色んな人と知り合って、思い出をたくさん作れました。台湾での経験は日本にいる時とは違うもので、多様な価値観や異文化に触れることができました。

台湾に来たばかりの時は、苦労することも多くて留学が辛いと感じるときもありました。先生の話す中国語が聞き取れなかったり、自分の伝えたいことが上手く伝わらなかったり、飲み物や食べ物の注文ができなかったりしました。日本では中国語を話す機会があまりなかったので、中国語を話す時とても緊張したし、抵抗もありました。でも、そのおかげで自分の語学力の低さを痛感し、たくさん授業の予習と復習をしました。宿題やレポートも多かったので、ずっと寮にこもって勉強をしていた日も多かったです。最初の半年間は、大変なことや孤独に感じることも多く逃げ出したいと思ってしまう時もたくさんありました。でも夏休み期間、語学学校に通ったり、台日交流会に参加して言語交換の友達を作ったりして中国語を話す機会を増やしました。9月以降は先生の話す中国語がかなり聞き取れるようになり、辛いと思っていた中国語の授業も楽しいと思えるようになりました。また、秋学期はパワーポイントやスピーチをする機会も増えてかなり、大変でしたがそのおかげで、より自分の中国語を上達させることができたと思います。日本でのスピーチや発表は当たり前にできることでしたが、それを全て中国語で行ったときはかなり緊張しましたし、大変でした。でも、それを繰り返していくうちに自信や度胸がついてくるようになりました。また、この留学で失敗を恐れず、積極的に授業に参加することの大切さも学ぶことができたと思います。

留学して、一番嬉しかったことは色んな国の留学生、現地の台湾人と友達になれたことです。日本にいたら中々出会えない国の人と出会える機会も多かったです。1年間の留学を頑張れたのは、彼らや學伴(ランゲージパートナー)の支えがあったからだと思います。辛い時や寂しい時は一緒にいてくれたり、中国語を教えてくれたり、美味しいご飯屋に連れていってくれたりしました。本当に嬉しかったし、感謝の気持ちでいっぱいです。台湾で過ごす何気ない日常がとても楽しかったです。日本に興味を持っている子も多いので、お互いの国の文化や流行などを話したりすることが多かったです。その時に改めて日本の良さや特色、文化についてより、理解を深められたと思います。

コロナ渦での留学だったので、大変なことも多い留学でしたが、それ以上に喜びや自分自身の成長を感じることができる留学でした。留学で学んだことは次へと繋げられるようにしていきたいです。そして、失敗を恐れずこれからもいろんなことに挑戦していきたいです。

語学センター主催のスピーチ大会
友達たちと