コロナ禍のなかでの海外留学生活~韓国・台湾からの現地報告~⑤ 派遣留学生の声:台湾

2020年11月23日 

今学期も残すところあと、約2か月になりました。台湾での留学生活があっという間に過ぎていきます。台湾は今ちょうど季節の変わり目で涼しくなり、外出をする時は必ず上着を持っていきます。日中は25℃以上になる日も多く暑く感じますが、夜になるととても涼しいです。台湾では紅葉やイチョウを見る機会がないので、日本の紅葉やイチョウが少し恋しいです。

10月は中秋節や國慶日などの連休があったり、今学期の新しい學伴(ランゲージパートナー)と会ったり、虹彩游行(LGBT Pride)に参加したりと少し忙しかったです。連休は台北内の観光スポットに行ったり、夏休みに通っていた淡江大学のクラスメートと会ったりしました。ベトナムやインドネシア人の友達とお互いの国の中秋節や新年の過ごし方などを紹介しあいました。授業以外でもお互いの国のことについて知り、より興味を深めることができて嬉しいです。

そして、10月中旬新しい學伴(ランゲージパートナー)と会いました。前回、學伴は1人でしたが今学期は學伴が3人います。彼女たちに中国語を教わったり、中国語で会話の練習をしたりしながら、自分の中国語の上達を図ります。學伴の一人が来年、日本に交換留学に行きたいそうです。私は彼女の留学の支援をしていきたいと思いますので、留学するまでにするべきこと留学生活で注意するべきこと、日本の生活について説明しました。日本で感染が収まり、留学生活ができるような環境になって欲しいです。今学期は中国語の授業しか取っていないので前学期に比べ、台湾人の友達を作る機会がかなり減ってしまいましたが、3人の學伴と知り合うことができてとても嬉しいです。彼女たちとこれからもたくさん会って友好関係を深めていきたいです。

10月31日、虹彩游行(LGBT Pride)に参加しました。以前からずっと興味を持っていたイベントだったので参加できて良かったです。日本でも行われているイベントですが、参加したことがなく、台湾で初めてこのようなイベントに参加しました。このイベントは毎年、10月の4週目の土曜日に市政府の前で行われていて、虹色の旗をもって市政府の周りを歩いたり、虹色のグッズが身に付けた人達が写真を取り合ったりしていました。パレードなどに参加することは出来ませんでしたが、貴重な経験をすることができたと思います。
去年、台湾でアジア初の同性婚を認める法律が可決されています。このイベントには台湾の政党に反対する人たち、LGBTあまり理解を示していない人たちもいました。まだまだ、難しい部分もあると思いますが、それでも一人一人の行動や理解が台湾の政府を動かし、法律を変えたことは非常に素晴らしいことだと思います。本当に進んでいるし、台湾から学ぶこともたくさんあるのだということを実感しました。台湾でもっといろんなことを学び、吸収し、自分の成長の糧にしていきたいです。

虹彩游行(LGBTPride)の様子①
虹彩游行(LGBTPride)の様子②
學伴(クラスメート)とご飯を食べに行きました