イギリス New Castle大学に留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:イギリス

2015年11月10日 

10月に入ってニューカッスルは一気に寒くなりました。朝は冷気で外を歩いていても遠くがよく見えなかったり、夕方の4時頃には暗くなってしまったりします。また、10月の前半には気温の落差と連日の雨で身体の方がついていかなくなり、一週間ほど寝込んでしまいました。ずっと部屋に閉じこもっていました。同じクラスの子が心配して宿題を持ってきてくれたり、食料を運んでくれたりしたので本当に助かりましたが、改めて健康であることの大切さを痛感しました。本当に辛かったです...。 また、10月に入り卒業論文にも本格的に取り組み始めました。私はダシルバ先生のゼミに入っていて、卒業論文は英語で書くので、文献も英語の本を読んでいます。ニューカッスル大学にはたくさんの資料が、もちろん英語で揃えられているので、在学中にたくさんの本を読んで、自分の卒業論文をより良いものにしたいと思います。

そして私は今、ニューカッスル大学の日英のソサエティーに入っているのですが、そこで、たくさんの日本に興味のあるイギリス人や、外国の人と出会いました。ある仲良くなったイギリス人の男の子は、秋田国際教養大学に一年間留学したことがあり、その時の思い出が人生で一番だと言っていました。そんな風に日本にいた時の思い出を話してくれると、私も嬉しくなります。ちなみに来年から筑波大学の大学院に進学するそうです。

他にも、現在日本で働けるように就職活動中の人や、実際にもう働いている人たちに出会い、たくさん話しを聞くなかで、私たち日本人よりも日本の社会のことや、政治に詳しかったり敏感だったりするので、勉強になりますし、私も自分の国のことをもっとしっかり知っていなければいけないなと思わされます。また、日本で生きていくということに、マイノリティーとしての不安や、また実際に日本で差別を感じたりもした、という話しを聞いて、せっかくこのように留学のチャンスを与えてもらい、外国の人たちと知り合うことができたので、日本に帰ってからも日本社会で生きる外国の人たちの、なにか力になれるようなこともしていきたいなと思いました。

いよいよ帰国まであと一ヶ月ほどとなりました。イギリスに着いた最初の一ヶ月のことを思い出してみると、本当にたくさんのことを吸収できた一ヶ月だったので、最後の一ヶ月もきっとたくさんの学びがあると思います。
一日一日を大切にして、生産性のある日々にしていきたいです。