3月からアイルランド ダブリンシティ大学へ留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:アイルランド

2016年05月15日 

先月まではダウンジャケットを着ている人や、マフラーを巻いている人を見かけることがありましたが、今月4月に入り気温が突然上がりました。冬から春を飛ばして一気に夏がきた感じです。日本の夏と比べると過ごしやすいとは思いますが、ここアイルランドで半袖を着ることはないだろうと思っていたため驚きました。しかし現地の人たちからすると、例年に比べて天気が良すぎるし、気温も高いようです。確かにアイルランドの象徴であるような雨、曇りや1日の中での天候の激しい変化をここ最近見ていないような気がします。気候の変化から、普段の過ごし方も少し変わってきました。午後はスポーツをしたり、外出も増えました。周りの学生も天気がいいと活動的になるのか、パブに行ったりホームパーティーが行われたりすることが増えました。先日はドッチボールをやりましたが、日本とアイルランドではルールが違っていたため少し戸惑いました。

英語学習に関しては、しばらく語学力の伸び方がゆるやかになるのではないかと思っています。アイルランドに来た当初は、吸収できることがたくさんありましたが、それもひと段落し、単語力を増やす、いつも同じ言葉を使うのではなく修飾語をつけたり、熟語を使ったりするという工夫や努力が、これからの課題となってきそうです。自分が言いたいことを相手に伝えるには、今知っている言葉を組み合わせれば十分に伝えることができていましたが、毎回同じような簡単な言葉しか使っていないということに気がつきました。それでは話している自分も飽きてしまうどころか、英語力の成長も止まりますし、細かく物事を伝えることができないなと反省しました。大変だとは思いますが、地道に暗記をしながら少しずつ努力していきたいと思います。

大学には様々な国から留学生が来ており、アイルランドに関してだけではなく、その留学生たちの母国の習慣や行動などについて違いや発見がるため、それぞれ興味深く驚くことも多いです。その国出身の人全員が当てはまるわけではありませんが、それぞれの地域の特色はあると思いますし、逆に日本の学生に対しての印象などを他国の留学生に聞く時も、「そうやって捉えているんだ」という発見があります。そんな留学生たちも毎週入れ替わりがあるので、仲良くなったと思ったら帰ってしまって残念に感じることもあります。しかしその一方で、毎日のように出会いがあり、新しい知り合いが増えていくのでポジティブに捉えて、これからもたくさんの経験を楽しんでいきたいです。