韓国(新羅大学)協定留学生より2 派遣留学生の声:韓国

2015年04月07日 

韓国留学に来て1ヶ月が経った。生活面にさらに慣れてくると同時に、授業のやり方や勉強の仕方にも慣れてきた気がする。授業をするクラスでは、中国人が多く、始めはコミュニケーションが取れるか心配だったが、最近は共通語である韓国語を使って喋ることが出来るようになってきた。正規授業ではなく、TOPIKの授業では、中国人やインドネシア人、ベトナム、ウズベキスタン人などグローバルなクラスだ。ここでも共通語が韓国語なため、授業で学んだことがそのまま生かすことの出来る場所だ。

正規の授業もTOPIKの授業もとても楽しい。大学3、4年生で行ったソウルの聖公会大学よりも先生が一人一人に合った授業を取り入れてくれる。1ヶ月も経つと、単語数や難しい文法も増えて来るが、韓国語の文法を韓国語で理解出来るのは、先生方が生徒に合った授業をしてくださるからだと思う。また、正規やTOPIKの授業以外に新羅大学の日本語教育の学生が受講する「日本文化」の授業も取っている。全て韓国語で授業が進められるため、理解するのが大変だが、韓国から見た日本を理解することが出来るのでとても刺激的だ。その授業には、仲良くなった1年生の韓国人の子たちも大勢いるので、友達に会うという面でも毎週楽しみにしている授業だ。

授業以外では、3月の中旬に日本語教育学科のMT(合宿)に参加させてもらった。日本語教育学科でも、ほとんどが1年生であるため日本語を話せる子は少なく、韓国語で会話をする貴重な機会にもなった。そこでたくさんの子たちと仲良くなることが出来、本当に楽しかった。会話の中で、日本と韓国の文化の共通点や違いを見つけることが出来たのも、わたしにとって大きな利点になった。また後日、MTで仲良くなった子たちに釜山を色々と案内してもらった。外国人だけでは、行きにくい場所やガイドブックに載っていないような場所まで行き、とても充実した生活を送ることが出来ていると思う。

勉強面ではつらいことも多く、勉強の仕方や語学力の伸びなどで悩んでいる。語学力は、焦っても伸びるわけではないが、周りと比べてしまうのが現状だ。それでも韓国に留学して良かったと思えるのは、今の環境にとても満足しているからだろう。いつも韓国語が勉強出来て、周りの人たちにも恵まれていることは本当に幸せなことだと思う。この留学に行くことを支援してくれた親や、恵泉の先生方、手厚いサポートをしてくれる新羅大学の先生方に感謝して、1日1日を大切に過ごしていきたい。