フィリピン英語研修参加生より 海外研修プログラム参加者の声

2015年03月13日 

2015年2月8日から始まった約1ヶ月間のフィリピン語学研修も、3/16の帰国が迫ってきており、終盤に差し掛かっています。

参加者1
フィリピン英語研修も残すところ1週間となりました。生活に慣れてきたためか、1週間が経つのが早くなってきました。
前回の報告書からの2週間の間に大きく変化したことはルームメイトが韓国に帰国してしまったことです。自分たちが寮に入ってきた時にいた韓国人学生は殆どが帰国してしまった為、現在では韓国人よりも日本人が多くて不思議な感覚です。今まではが韓国語または英語を多く聞いていたのに、それが数日間の間に日本語を聞くことが多くなりました。しかし、私のルームメイトが帰国してから数日後には、また新たに数名の韓国人学生が入寮してきました。彼らは1学期分の4か月をここで過ごすそうです。

そんな日々のなかで、私は韓国人の退寮と入寮の様子から、韓国人と日本人の性格の差を感じました。1つ目はものに対する執着です。韓国人は沢山食べ物や物、教科書を残していました。日本の場合「勿体無い」という考えや掃除の人、ルームメイトの事を考えてなるべく綺麗な状態で帰ると思うのでこの行動には驚きました。2つ目は積極性です。日本人は到着後しばらくの間はあまり外出せず、生活に慣れてきてから少しずつ周辺環境を知っていくという感じでした。ですが韓国人は男性が多いというのも理由の1つなのかもしれませんが、フィリピン到着後から様々な所へ出掛けていました。

私の授業では、スピーキングを中心にどの授業も進められています。最近では日本文化について先生から質問されたり、フィリピンのストリートチルドレンについて話したりしましたが、私はまだまだ知識が足りないと感じました。また、物事の説明や自分の意見を理論立てて発言するのは今後もトレーニングが必要だと思いました。

ストリートチルドレンについては、最近意識するようになったせいか、多く見かけるようになりました。彼らは買い物袋を提げている人を見かけるとそれを奪い取ろうとしたり、「くれ。」と頼んだりしていました。私も体験しましたが、自分よりも幼い子どもに恐れを抱きました。これは相手の本気を感じるからだと思います。彼らにその場限りで物やお金をあげても、彼らの問題の根本的な解決にはなりません。そのため、彼らに教育の機会や貧困から脱出させることを今後は時間をかけて考えていきたいと思いました。

残す授業はあと僅かなので最後まで気を抜かずに学べるだけ様々なことを学んでこようと思います。

参加者2
勉強面では、徐々に会話ができるようになって来ました。文法が合っていなくても、単語をつなげる形で多くの韓国人の生徒と会話をしています。聞かれたことを答える程度のことはできて来ましたが、自分から質問することができず、自分の伝えたい感情がまだ上手く伝わりません。しかし、自分の改善点がはっきり分かったので、日本に帰ってから自分の努力次第で、能力が向上すると思います。

アクティビティでは、韓国人の生徒とカフェに行って話したり、何度かボーイズホームに行ったりしました。友人とお店に行って色々な人と話し、NPOで活動している外国人の女性に出会い、多くの人と出会い共に別れも経験しました。夕方は辺りが暗くなるのが早く、現地独特の怖さも体験しました。日中、他人であっても多くの人が声をかけてくれて、いろんな事を教えてもらったりもしました。

そんな毎日のなかで自分の価値観が少し変わった気がします。後残り数日を、先生方とももう少し深い話をして、もっとフィリピンについて知りたいと思いました。