先月、京劇を観る事ができました。中国で最高峰レベルと言われている、国家京劇院という劇団の皆さんが大学に公演をしに来てくださいました。京劇に以前から興味があったものの、中国語が分からなかったらきっと面白くないのでは、帰国直前に観てみよう！と思っていたので、今回学校でしかも無料で観る事ができて、運が良かったと思います。

先生が親切に留学生を舞台裏に案内してくださり、京劇独特の化粧の見学や衣装や髭に触れてみることができました。目の化粧は目をつり上げながら線を描いていき、最終的には付け毛に繋がっているテープのようなものでつり上げていました。衣装は羽や被り物が印象的でした。高校生の頃世界史の教科書で見た写真のような皇帝の姿を間近で観られました。髭については、あごに貼り付けるのかと思っていましたが、眼鏡のような造りをしていて、ひっかけて使うようです。

京劇の歴史や役などについて簡単なプレゼンをうかがった後、京劇観賞を楽しみました。中国語の字幕があり、話も分かりやすかったので楽しめました。女性の高音の声がとても美しかったです。優しく弱くしくしく泣く姿や、大王の迫力のある演技は素晴らしかったです。中国語が分からなくても楽しむことができると思うので、機会があれば家族や友人にも是非観てもらいたいと思いました。