カウンターだより

本に囲まれて過ごす図書館スタッフの、日々のつぶやきです。感想は直接カウンターまでどうぞ。

「カセットテープ」

2026年06月04日

 先日テレビを見ていたら、カセットテープ・プレーヤーで音楽を聴く体験型カフェを紹介していました。カセットテープの音楽を楽しみながら、ドリンクやスウィーツを飲食して過ごせるスペースです。都心で遊ぶ学生などの若者世代をねらっているので、カセットテープを触るのも初めてなのは当たり前、カセットテープの入れ方やカセットテープ・プレーヤーの操作方法などを一から教えてもらえます。かつては音楽をカセットテープ・プレーヤーで聴くのが当たり前だった世代の人間にとっては隔世の感、たちまち自分が「昔の人」になってしまった感がありましたが、このカフェでカセットテープの音楽を聴いている若い女性たちの、「音楽がこの(カセットテープの)中に入っていること自体が新鮮」、「カセットテープがプレーヤーの中で回っている様子が可愛い」という感想に、この音楽媒体の魅力を再発見できたような嬉しさも感じました。
 こんな風にカセットテープの音楽が再登場しているなら、今風にバージョンアップしたカセットテープ・プレーヤーが新たに販売されているかもしれないと思い、家電量販店で探してみると、ワイヤレスのヘッドホンも使える機種を見つけました。思い切って購入することに。家に持ち帰り、待ちきれず引き出しに眠っていたカセットテープたちを蔵出しし、聴いてみたところ、予想以上に音が新鮮に感じられ、ラジオの音楽番組からの録音も懐かしく、次々と取り替えて聴いてみるのがしばらく止まらなくなりました。
 若者向けのカセットテープ音楽の体験型カフェを訪れる勇気は、ちょっとありませんが、しばらくは家で「プチカセットテープカフェタイム」を楽しめそうです。(A)