人間社会学部 人間環境学科

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教員紹介

喜田 安哲

喜田 安哲(キタ ヤスノリ)

KITA YASUNORI

人間環境学科
准教授
専門:脳科学

 障害を負った子どもたちへの教育実践を通じて、課題ができるようになっていくプロセスとその背景を探究しながら、脳における情報処理過程について研究しています。身体に働きかけていくことがさまざまな障害に驚くほどの効果を与えます。一方、私たちが身体を動かせることも自明なことではありません。頭と身体を総動員して学びます。

業績紹介

著書、学術論文等の名称

■著書

SPSSとデータ分析2―展開編
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共著 2003年4月 北樹出版社

統計ソフトのSPSS(ver.10)を利用して統計学に準拠したデータ分析の初歩から中級の段階へ解説と演習を進める。多重回答の分析/多要因の分散分析/多重サンプリング/重回帰分析/主成分分析/因子分析/クラスタ分析/判別分析を取り扱っている。
A4判、全394頁
共著者:深谷澄男、喜田安哲

データ分析とSPSS1―基礎編
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
単著 2005年11月 北樹出版社

統計ソフトのSPSS(ver.13)Base版とAdvanced版を利用して、統計学に準拠したデータ分析が実用的に使えるよう、操作法の初歩から丁寧に解説している。SPSSの基本的操作/入力と編集/分布パターンの観察と分析/データを記述する諸測度/平均値の差の検定/多要因の分散分析/2変数の相関と回帰/質問紙の作成法/多重回答の分析を取り扱っている。 A4判、全370頁

データ分析とSPSS2―展開編
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
単著 2006年3月 北樹出版社

統計ソフトのSPSS(ver.13)Base版を利用して、統計学に準拠したデータ分析をノンパラメトリック統計から多変量解析へと展開できるように丁寧に解説している。単変量を中心に解説したシリーズ1の基礎編の展開編である。ノンパラメトリック統計/多重サンプリング/多変量解析の準備と指針/重回帰分析/主成分分析/因子分析/クラスタ分析/判別分析/重層的な分析を取り扱っている。
A4判 全393頁

■学術論文

随意運動における脳活動 -運動関連脳電位の出現様式-(博士論文)
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
単著 学位授与年月 日本大学大学院

脳波を随意運動の開始時点にそろえて加算平均すると、運動関連脳電位(MRCPs)を認めることができる。MRCPsは、随意運動に先行する約1~2秒前に脳の広範囲から電位が出現することが1967年以来定説となっている。本研究は、運動が開始される前の脳活動であるMRCPsについて、運動学習の視点から検討する必要性を指摘した。MRCPsの波形分析、トポグラフィを用いた頭皮上電位分布の変動、さらに最近開発されたダイポール推定法を用いた脳活動領域推定による分析を行なった結果、熟練化することによって、脳内の活動領域の限局化、さらに運動発現までの脳内準備時間が1/3ほどまで短縮化することを示した。すなわち、安定した、円滑な随意運動を引き起こす脳内のメカニズムが、神経回路の短回路化(short circuit)と限局化によって成立することを明らかにした。
A4判 全180頁

アスリートとノンアスリートの運動関連電位
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共著 2004年8月 臨床脳波 第46巻第8号

手首の伸展運動を頻繁に行うアスリート(剣道および体操選手)とノンアスリートの運動関連脳電位(MRCPs)の出現様式を比較検討した。ノンアスリートのMRCPsは、筋活動開始の約1.5秒前から出現していたのに対し、アスリートのMRCPsは0.4秒前から出現した。アスリートのMRCPsはBP成分の振幅が減少しており、その後急激に増大した。また頭皮上分布では、アスリートのMRCPsは対側運動野に限局していた。このように、健常者のMRCPsの出現様式には2つのタイプに分けることができる。
p.473~p.478
本人担当部分:共同研究につき抽出不可能
共著者:森昭雄、岩館雅子、喜田安哲

■翻訳

McLeod, P., Plunkett, K., & Rolls, E. T. 認知過程のコネクショニスト・モデル
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共訳 2005年5月 北樹出版社

原書名:Introduction to Connectionist Modelling of Cognitive Processes
コネクショニスト・モデルは、大脳の神経細胞を構成する樹状突起のシナプス入力部と、細胞体を演算部と、軸策を出力部と想定し、大脳の神経回路網における神経細胞群の並列分散的な情報処理機構をシミュレーションするための論理演算式をモデル化する。本書は、ウィンドウズのパソコンで動くシミュレータの〔tlearn〕で代表的な研究の成果をシミュレーションしながら、コネクショニストモデルの考え方と扱い方を段階的に解説している。
A4判 全427頁
本人担当部分:共同作業につき抽出不可能
監修:深谷澄男
共訳者:喜田安哲、伊藤尚枝、向井敦子、齋藤謁

■学会発表

THE EFFECTS OF VARYING MOVEMENT STRATEGIES ON MOVEMENT-RELATED CORTICAL POTENTIALS PRECEDING ELBOW EXTENSION
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共同 2001年11月 31th Annual Meeting Society for Neuroscience (San Diego, CA)

Present study was designed to clarify whether varying movement strategies to the elbow extension influence movement-related cortical potentials (MRCPs). Each subject sat in a chair and performed 2 kinds of movement tasks; one was a simple elbow extension(S-task), and the other was an elbow extension
with conscious co-contraction of agonist and antagonist muscles (C-task). Each task was repeated at a self-paced rate of once every 4-6s. Different movement amplitudes and different mean velocities were not observed between the 2 tasks. However, the frequency of appearance of the triphasic EMG pattern in the S-tasks was higher than that in the C-tasks. And, the onset of the antagonist EMG burst was later in the S-tasks than in the C-tasks. A different duration of MRCPs was not observed between the 2 tasks.
However, a difference of duration of MRCPs between the 2 tasks was found to be correlated to a difference in the onset of antagonist EMG burst. In the topographical maps, the MRCPs of the C-tasks were clearly localized in the motor area, but those of the S-tasks were not.
本人担当部分:共同研究につき抽出不可能
共同研究者:M.Nara,A.Mori,Y.Kita,M.Sugishita

選択反応の遅速による脳内興奮伝導様式
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共同 2005年10月 日本健康行動科学会第4回大会(於金沢大学医学部)

視覚画像刺激による選択反応課題時の脳内情報処理過程について、脳波のβ波成分を指標に、反応の遅速による脳内興奮伝導様式の違いについて比較し、反応時間が遅延する要因を明らかにすることを目的とした。脳波は128chから導出し、帯域フィルターによりβ波成分を抽出した。課題はオドボール課題を用い、被験者はターゲットに素早く反応し、選択ボタンを右手拇指で押した。結果、刺激画像呈示から大脳皮質一次視覚野への経路および運動野からの運動出力からボタン押しが行われるまでの過程において、反応の遅速に関わる要因は認められなかった。前頭前野、特に左前頭前野は認知機能に関与する領域であることが知られているが、左前頭野を含む左前頭連合野での識別・意思決定の遅れが、反応時間を遅延させる要因であると考えられる。
本人担当部分:共同研究につき抽出不可能
共同研究者:高寄正樹、森昭雄、小沢徹、飯塚人美、喜田安哲、雪吹誠

視覚オドボール課題時の脳波出現様式―電位振幅スペクトルからの検討―
単著・共著の別 発表または発行の年月日 発行所、発行雑誌または発表学会等の名称
共同 2006年10月 日本健康行動科学会第5回大会(於札幌医科大学)

脳波のβ波を指標として視覚刺激によるオドボール課題時の脳内興奮伝達様式について、脳電位分布を時系列的に検討した。視覚情報処理経路における活動が運動出力までの間に反復することが明らかになった。また、早い反応時には、前頭連合野において高い振幅を示す傾向を示し、頭頂連合野、後頭連合野においても高い振幅を示した。他方、遅い反応時には、前頭連合野、頭頂連合野における特徴的なβ波の出現は認められなかった。結果、頭頂連合野における空間的注意および反応準備と、前頭連合野における識別・意思決定が反応の遅速に関わる要因であることが示唆された。
本人担当部分:共同研究につき抽出不可能
共同研究者:高寄正樹、森昭雄、小沢徹、喜田安哲

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