シンポジウム 3・11以後の社会と私たち

2011年09月26日 

恵泉女学園大学大学院では、来る11月の恵泉祭・多摩フェスティバルにおいて、シンポジウム<3・11以後の社会と私たち>を開催いたします。
無料で一般に公開されています。どうぞご参加ください。

シンポジウム 3・11以後の社会と私たち

M9超の地震、数十メートルに達する津波、そしてレベル7という深刻な原発事故。 2011年3月11日まで、それらは少数の人々だけが想定する可能性にすぎなかったが、 この日を境に既存の現実となった。
このシンポジウムではその事実を踏まえ、大規模な天災が人災に繋がっていくリスクを 内包したまま展開していたこれまでの政治・産業・社会の仕組みを認識し、 そのリスクが明白となった現在における私たちの課題を考える。

■日時
2011年11月6日(日) 14:00-16:00

■場所
恵泉女学園大学 J棟202教室
〒206-8586 東京都多摩市南野2-10-1
小田急線・京王線・多摩モノレール「多摩センター」駅下車、スクールバス約8分

【プログラム】

■基調講演
「異教の神のパニヒダ―宗教から原発を考える―」※
作家・福聚寺住職 玄侑宗久
(『中陰の花』により芥川賞受賞)

■討論
社会学者・東京大学大学院学際情報学府博士課程 開沼博
(『「フクシマ」論―原子力ムラはなぜ生まれたのか』著者)

文芸批評家・日本映画大学准教授・恵泉女学園大学講師 大澤信亮
『神的批評』著者)

司会・総括: 恵泉女学園大学大学院教授・人文学部教授 武田徹
(『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』著者)

※パニヒダとは、正教会系で行われる通夜のようなもの、「異教の神」とは、むろん原発のことです。
日本のアニミズム的、あるいは習合的土壌へのアレンジなき受け容れとその失敗を、宗教的見地から話したいと思います。
(玄侑宗久)

主催:恵泉女学園大学大学院 (担当:人文学研究科)
問い合わせ先:恵泉女学園大学庶務課 ( tel: 042(376)8211)

3・11以後の社会と私たち