日本文化学科

柳 世莉 さん日本文化学科

皆さん、こんにちは。東京国立博物館に勤務している柳です。

私は恵泉に入学する前から日本史が好きで、「日本のことをもっと知りたい!」という思いから、日本文化学科への進学を決めました。実際に大学で勉強を始めると知らないことばかりで、いかに自分が自国のことを何もわかっていなかったか、愕然としたのを今でも覚えています。
また、もとから美術館・博物館に行くのが好きだったので、日本美術史の勉強ができたことは非常に大きな成果でした。

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水谷 尚代 さん日本文化学科

恵泉を卒業し12年経ちましたが一番の思い出は何といっても、長靴をはいて麦わら帽子をかぶり土にまみれた園芸の授業です。
雨あがりの農場は足元がぬかるみ、友達と一緒に泥の中へ足をすべらせるというスリルにあふれていました。

二人一組みで畑を与えられ、季節毎にきゅうりやラデッシュ、ほうれんそうやさつまいもを作るのですが、 無農薬栽培なので化学肥料を使わないかわりに、ミミズやカエルにキャーキャー騒ぎながら牛糞や鶏糞を撒くのです。
そして、収穫の後は先生が畑に大きなお鍋を準備して下さりお味噌汁を作ったり、収穫したてのサツマイモを焼いて食べました。
熱心な先生と助手さんのもと、つめこみ式でもなく、管理もされない自由な授業、それが園芸でした。

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A.O.さん日本文化学科

私は2006年に日本文化学科を卒業し、三井住友銀行に勤めたのちに大学院に入り、2010年に修士課程を修了しました。学部生時代には授業を通してハンセン病、平和、文化、ジェンダーなど様々なことに触れ、学ぶことのおもしろさを知ったように思います。学科を越えておもしろそうな授業はできるだけ履修したり、韓国に交換留学するなど、勉強嫌いだった中高生時代の自分からは考えられない充実した日々でした(笑)。学科の分け隔てなくサポートしてくださる先生がたくさんいるので、自分の興味を積極的に広げることができました。

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加藤 恵子(旧姓:小川)さん日本文化学科

卒業後、マスコミ系列の旅行会社で5年、鉄道会社の旅行カウンターで3年勤務しました。結婚を機に退職し、現在育児に励んでいます。

在学中は、日本美術史のゼミを受講していました。授業では、美術作品から制作者の意図や権威などが読み取れることを学びました。それまでの私は、作者の感性が表れたものが芸術だと思い込んでおり、展覧会に行っても、自分の好みかどうかでしか鑑賞していませんでした。けれどもゼミでの勉強を通して、芸術だけに限らず物事を表面だけで捉えるのではなく、その背景や意図を考えられるようになりました。大学で学んだことは直接就職に結びつきませんでしたが、価値観を築く大事な4年間でした。

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結婚式で使用した自作のブライダルブーケ

長田 直子 さん日本文化学科

皆さん、こんにちは。卒業生の長田直子さんを紹介します。長田さんは日本語日本文化学科の前身である日本文化学科の卒業生です。桜美林大学の大学院で国際学修士号、総合研究大学院大学で文学博士号を取られ、今は恵泉女学園大学の非常勤講師として日本史関係の科目を教えています。では、これから長田さんのインタビューを始めます。

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