遠藤貴子さん 日本語日本文化学科

■卒業年:2002年3月卒業
■勤務先:株式会社 つ・い・つ・い

【入学の理由】
海外に興味がありましたが、その前に、自分の足もとである日本について学ぼうと、恵泉に入学しました。

【新入生合宿~新しい友達と出会う場。つながりは社会に出てからも~】
恵泉には出会いの場、友だちをつくる機会がたくさんあります。まずは、入学した直後の新入生合宿。そのときに知り合った友だちとは、結婚して母親になったいまでも、公私を超えたお付き合いがあります。

【キリスト教文化と留学~自分にないものに触れ、世界の多様性を知る~】
キリスト教の授業で「好き」の反意語は「無関心」だと教わりました。失敗を怖れず何でも関心をもって取り組み、トライの数を増やそうと思い、アメリカに留学。入学前からの念願を果たしました。

【卒業論文~いまの仕事につながる贈り物の大切さを研究~】
卒業論文では、「黒船で来航したペリーが日本人の心を開くために用意したギフト」について研究。そこで知った贈り物の大切さと日本文化への思いは卒業後に米菓の企画・販売会社を立ち上げる原動力になったかもしれません。

【起業】
金融や不動産の会社での勤務を経て、「ほしかったけれど世の中にない商品をつくり、売りたい」と、いまの会社を立ち上げました。

【現在】
安全でおいしい日本米を使った少し贅沢な和菓子を企画・販売 2008年に設立した会社のコンセプトは「ちょっと、贅沢なあられ」。たまたま食べておいしかった米菓のメーカーが経営危機と知り、学生時代から手がけていたネット販売で扱ってみたいと思いついたことがきっかけでした。恵泉で、農作物やその加工品を誠実につくることの大切さを知り、人との出会いにより新しい世界が開かれる経験をしたことも、起業という大きなチャレンジにつながったと思っています。

日本起業賞2014
「在日米商工会議所理事賞」を受賞レセプションでケネディ駐日米国大使と