小林 由香里 さん 国際社会学科

■卒業年:2009年3月卒業
■勤務先:信託銀行

私は2009年3月に国際社会学科を卒業し、信託銀行に勤めています。現在入社3年目で、企業年金の運用に関わる仕事をしています。職場環境に恵まれ、仕事にプライベートに忙しい日々を送っています。

恵泉では4年間を通じていろいろなことを学び、体験して、成長したと思っています。恵泉での経験は、自分の人生に大きな影響を与えてくれました。

1つ目は、大学2年生の春休みに行ったFSです。ニュージーランドに行きたいという思いがきっかけでしたが、事前授業を受けていくうちに、有機栽培や先住民族について興味を持ちました。有機栽培については、その後も日本で稲作を体験したり、農業体験をしたりしました。今でも会社の方と定期的に山梨のぶどう農園に出かけ、ワイン用ぶどうの栽培を手伝わせてもらっています。

2つ目は、就職活動です。比較的早めに始めたものの、暗中模索状態だった私を助けてくれたのは、就職室の方々でした。模擬面接や自己分析の相談、エントリーシートの添削など本当にお世話になりました。結果的に第一志望の企業に就職できましたが、私はそれまでの過程で得られた経験の方が一生の財産だと思っています。

3つ目は、ゼミです。これが一番大きいです。2年生の秋から谷本先生のゼミに入り、多くのことを教えてもらいました。私の人生の軸となる言葉をくれたのも谷本先生です。「ないものねだりをするな、あるもの探しをしろ」と授業で指摘されたことがありました。それから、「頑張るな。何事も楽しめ」といつも口癖のように言われていました。この2つの言葉は、今も私の軸です。

最後に、恵泉で過ごした時間は、私にとって宝物です。そこで経験したことも、そこで出会った仲間も、永遠の思い出です。