Q&A

参加しているゼミの研究テーマは?
人間形成実践演習では、ハンセン病やセクシャルマイノリティなど日本社会に根強く残る偏見や差別について、国際社会演習では、アイヌや「インディアン」など国内外に存在する先住民族について、それぞれの視点から「人権」問題をテーマに学んでいます。両方の学びを活かし、個人テーマとして「HIV / AIDS」問題に取り組んでいます。
なぜダブルゼミ特別コースを選択したのですか?
地球温暖化について、両学科の視点からより深く学びたいと、ダブルゼミ特別コースを選択しました。一つのイシューに対して、国際社会学科では広い視野で世界的な問題として、人間環境学科では私たちの暮らしの中での、より身近な問題として考えます。幅広い学びを実感し、身近な地域の問題にも目を向けられるようになりました。
ゼミでの面白さはどんなところ?
幅広い分野から知見を高められると思い、ダブルゼミ特別コースを選択しました。ゼミの面白いところは、素朴な疑問ほど意見が分かれて、複雑になっていく点です。さまざまな人と議論を交わすなかで、自分の仮説とは異なる結論に至ることもしばしば。「失敗はマイナスではない」という先生方の助言が、私の探索行動を後押ししてくれる気がします。
体験学習を通して学んだことは?
タイの長期フィールドスタディで、山岳民族の村で生活をしました。それまでは先住・少数民族に対して、自分とは違う人間として少し見下すような感覚があったように思います。しかし、彼らの自然観や自然と共生する生き方には、尊敬することや学ぶことが山のようにあると知りました。体験学習を通し、自分の視野が大きく広がりました。