KEISEN Campus News by Teachers
教職員が恵泉にまつわる様々なことを紹介します。
ハンドベルの音色 ~クリスマスの夜に~
2006年12月18日
みなさん、ハンドベルの音色を聴いたことがありますか?
クリスマスの季節になると街の中で聞く機会があるかもしれません。
さて私は恵泉を卒業し、現在はキリスト教センターで働いています。在学中はハンドベルクワイアに所属し4年間演奏をしていました。大学に入るまでハンドベルは見たことも聴いたこともなく、練習のときは楽譜にかじりついていたのを思い出します。
さて、恵泉女学園大学のハンドベルクワイアはクリスマスの季節になると教会や子供会など様々な方から依頼があり演奏をしに行くことがあります。演奏する曲は皆さんになじみのあるクリスマス曲もありますが、それ以外にも讃美歌、ハンドベルのオリジナル曲などがあります。ハンドベルの練習は、時間も体力も使いますが、皆で演奏する喜び、曲を仕上げていく喜び、そして何よりも演奏者全員の心を合わせることをハンドベルは私に教えてくれました。
クリスマスのこの季節、ハンドベルをどこかで耳にするかもしれません。
その時は、ハンドベルが生み出す暖かでやわらかい音色に耳を傾けてはいかがでしょうか。
キリスト教センター 村松 弓
恵泉女学園大学のクリスマス
2006年12月11日
11月29日(水)、クリスマスツリー点火式が行われ、キャンパス内のもみの木に光が灯されました。
チャペルやキャンパスのあちらこちらに、学生や園芸準備室スタッフによって製作されたクリスマスの装飾が美しく施され、クリスマスを待ち望む季節をすごしています。キリスト教の暦では12月25日がクリスマスですが、私たちの大学では一足早く、12月13日(水)16:30よりクリスマス礼拝を行います。
昨年までは午前中に行っていましたが、今年は初めて、澄み渡る空に星が輝き始める時間に開始します。「賛美と詩の花束」と題し、詩の朗読と聖歌隊賛美、メッセージなど恵泉ならではの礼拝をチャペルに集う人々全員で創りあげます。そして12月16日(土)にはハンドベル、聖歌隊、オルガン、独唱によるクリスマスチャリティーコンサートが行われます。2週間でチケットが売り切れてしまった人気のコンサートですが、チャペルいっぱいにクリスマスの音楽が暖かく奏でられることでしょう。
人文学部専任講師(キリスト教音楽主事) 関本恵美子
クリスマスにロウソクを灯そう
2006年12月04日
今年の多摩キャンパスのクリスマス礼拝(12/13)は、夕方4時30分から始まります。外は暗いので、チャペルの入り口にロウソクを灯して、皆さんを迎えられたらな、と思っています。
私たちは、クリスマスの約3週間前から、チャペルでクランツのロウソクを灯しています。
クランツとは、リースを水平に置いてロウソクを4本立て、クリスマスの3週前には1本、2週前には2本、1週前には3本、そしてクリスマスには4本全てに灯をつけるものです。
1本ずつ灯を増やしていくことで、キリストの誕生を待ち望む気持ちを表しているのです。
ロウソクは、ロウが溶け、小さく身を削っていきながら、周りを照らします。この様子は、イエス・キリストの姿に重ね合わせることができます。
十字架にかかって、私たちのために自らを捧げてくださったイエス・キリストの姿です。
皆さんも、クリスマス前のこの時期に、ロウソクを灯してみませんか?
園芸準備室スタッフ 菊地牧恵
写真上:クランツ
写真下:点火式
人間環境学科の魅力 Part2
2006年11月27日
「就職にも役立つ、高い情報処理能力を習得できる!!」
人間環境学科を特徴付ける科目として「統計学」があります。この授業では、SPSSという統計処理ソフトを駆使してデータ分析の方法を学びます。学生は各自のノートパソコンにSPSSをインストールし、毎回の授業では学生がそのノートパソコンを持参して、どんどん分析を進めていきます。大学のサーバーに課題ファイルを置いておくのですが、学生たちは無線LANでサーバーにアクセスして、課題をダウンロードしては友だちと相談しながら課題をこなしていきます。
ですから、この授業ではおしゃべり歓迎です。質問も随時受けます。しかし、教員一人では対応しきれないので、私のゼミに所属している先輩学生たちにもサポートをお願いしています。
学生同士が相談し合い、先輩から手伝ってもらい、教員から指導を受け、学生たちはおのずと自学自習の態度が身についていきます。
毎回、課題に対するレポートを提出してもらうので、学生たちは必死です。でも、気がつくといつの間にかグラフや表の加工や読み取り、解釈などが飛躍的に向上していて、レポートもタッチタイピングで作成するまでになります。
そして、多くの企業がデータを読めて語れる社員を求めている現代、このような情報処理能力は、大学での学びに役立つだけでなく、就職の際にもとても大きな武器となっているのです。
人間環境学科 専任講師 喜田安哲
国際社会学科の魅力 Part2
2006年11月20日
NGOや国際協力、アジアの貧困や開発に興味のある人は、長期フィールド・スタディに参加してみませんか。
毎年8月から1月にかけて2年生から4年生が、タイのチェンマイ国立大学にお世話になりながら、自分の関心のあるNGOや農村で体験学習をします。
このプログラムは文部科学省より2006年度特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)にも採択されました。
たとえば、この写真の学生はエイズで両親を亡くしたエイズ孤児をケアする村に滞在し、コミュニティ・ケアネットワークとNGOの役割について学びました。
まだ、こういう問題を学ぼうと決意していなくても、たとえばアジアに興味あるけど、一人ではちょっと怖い、というアナタ。大学のプログラムなので安心です。将来なにかやってみたいけど、まだわからないアナタ。このプログラムで自分探しと可能性を広げてみませんか。
それからもうひとつ。先生との距離がものすごく近くなるのが、恵泉のフィールド・スタディ。厳しいはずのレポート指導なのになぜか楽しそう!?。
恵泉のように小さくてアットホームな女子大だからこそ実現可能なのです。人生で一番楽しいときを、恵泉で過ごしてみませんか?
国際社会学科助教授 堀芳枝