キリスト教センターについて

本学は、キリスト教を建学の精神としていますが、授業はもちろん礼拝や、キリスト教活動などで信仰を強制することはありません。また、キリスト教信仰がなければこれらの行事に参加できないということもありません。信仰の有無に関わらず、キリスト教活動に積極的にご参加ください。
学生時代は、多くの出会いを経験し、人生を豊かにする大切な期間です。キリスト教・聖書に触れることを通して、自分を含めた「人間」により深く出会い、「あなた」と「わたし」が自分らしく生きるきっかけを見つけることが出来るよう、皆さんの学生生活をサポートしたいと思っています。「ここは居心地がいいな」そんな声が聞こえるキリスト教センターにどうぞ、気軽にいらしてください。

メッセージ

学長 大日向 雅美

あなたの心の拠り所に

学長 大日向 雅美の写真 美しい多摩キャンパスの中でもひときわ美しいチャペル。パイプオルガンの響きに包まれるひと時に多くの人が癒されると言います。チャペルにはいつでも、だれでも温かく迎えてくれるキリスト教センターのスタッフの方々もおられます。
そのチャペルを訪れる時、決まって私の耳に次の言葉が聞こえてきます。「自分自身開拓者となって道を明るく照らしていく者におなりなさい。マイランターンで」。「不完全であるから成長し、進歩し、進化させる機会が持てる」。恵泉女学園の創立者・河井道のこの言葉が私の胸に響くのは、私が専門の発達心理学で大切にしている「生涯発達」と「安全基地」の考えにつながるからです。発達心理学では、人は胎内に生を受けてから人生を終えるまで、生涯に亘って成長変化し続けると考えます。人生に「もう遅い」ということはない、いつでもやり直しができるほど人には可塑性が与えられているのです。でも、それは一人でできることではありません。私たちは弱く傷つきやすい存在でもあります。いつも見守り、何かあったら心から手を差し伸べてくれる誰か、つまり心の安全基地を得て初めて、私たちは前に進むことができます。心の安全基地は人生をしなやかに、何があってもめげずに自分らしく生きていくマイランターンの源です。
心の中に確かなマイランターンを灯してください。そのために静かに自分を振り返り、必要な何かを求め続ける時間、「祈りの時間」を持ちましょう。クリスチャンか否かは問いません。自身をみつめ他者を思う時間があなたの人生の宝となることを私は信じ、チャペルがあなたの心の安全基地となることを願っております。

キリスト教教育主任 宇野 緑

私たちの住む世界は、環境が変わると価値が変わるものがたくさんあります。今まで必要だったものが不必要になるときや、状況に応じて変化を余儀なくされることを認めることもあります。
これからも私たちの周りの環境はどんどん変化していきます。そのような中だからこそ、それぞれの心の中で変わらずに自分自身を支え、励ますものは何かと心に問い、探し求め続けることを大切にしてほしいと願っています。恵泉での日々の中で、たとえ環境が変わったとしても、さまざまなつながりを創り続け、変わることのない関係を育んでください。
チャペル、キリスト教センターではあなたの傷ついた心、悩み苦しんだ心にそっと寄り添ってくれる空間と仲間が与えられることでしょう。いつでも扉は開かれています。

キリスト教音楽主任 関本 恵美子

チャペル写真私たちは皆それぞれ異なる賜物を与えられています。ぜひここ恵泉で、自分に与えられた賜物は何か探し求め、それらを活かす日々をすごしてください。そのためにチャペルとキリスト教センターが、皆さんの心を和らげ、耕し、高める場となり、心の出会いが与えられるよう願いつつ、パイプオルガンの暖かな音を、皆さんの心に寄り添うよう奏でていきたいと思っています。
キリスト教音楽に興味のある方、心の憩いの場を求めている方、いつでも気軽に笑顔あふれるキリスト教センターを訪ねてください。

教会の紹介について

キリスト教の教会に行ってみたい方は、キリスト教センターで自宅近くの教会をご紹介します。どうぞ、遠慮なくご相談ください。お問い合わせはキリスト教センターまで。