KPKA 12月7日世界紙芝居デーでの『二度と』の実演

2022年01月09日

12月7日は世界紙芝居デーです。世界紙芝居デーは、紙芝居文化の会の呼びかけで2108年に正式に認定された記念日です。紙芝居文化の会のHPによると、この日、日本国内では、6の都道府県、19ヶ所での実演が、海外では19の国と地域、38ヶ所での実演が報告されているとのことです。(2022年1月3日時点)

この日の昼休み、大学のF216教室には2名の教員と学生1名(2年生のMさん)が集合しました。Mさんが『二度と』を一人で実演するのはこの日が初めてです。KPKAがいつも活動しているF216教室で、届いたばかりの新品の紙芝居舞台に『二度と』を入れ、Mさんの実演が始まりました。

この日参加が叶わなかったKPKAメンバー全員の想いも込めて、Mさんが深々と頭を下げ、ゆっくりと紙芝居舞台の扉を開けました。1場面から12場面までの一枚一枚を丁寧に抜き差ししながら、脚本の言葉の一つひとつを大切に音声にし、声に思いを込めて演じます。Mさんの実演は、「平和への願いを観客に手渡す」という表現がぴったりでした。場面が進むにしたがって、Mさんの祈りの深さと真心が周囲の空間に広がり、清らかで凛とした光に包まれました。

実演後Mさんは、「人前で実演する度に、自分の中にこの作品が深く落ちていく感じがします。」と述べていました。

私たちKPKAの学生と教員が、世界紙芝居デーにこうして紙芝居を通して世界の皆様と平和への思いで繋がることができたひとときは、慌ただしく過ごす日常を振り返り、私たちに託された使命に思いを致す大切な時間となりました。

Mさんの実演報告は、紙芝居文化の会のHPにも掲載されています。