上村英明教授がバングラデシュの首相と会見しました

2009年03月05日

本学人間社会学部の上村英明教授が『チッタゴン丘陵地帯委員会(CHT Commission)』のメンバーとしてバングラデシュを訪れ、昨年12月の総選挙で就任したばかりのシェイク・ハシナ首相(左から2人目)と
2月18日首相官邸で会見しました。


ビルマ国境沿いにあるチッタゴン丘陵での武力紛争の解決を目指し、1997年に政府と先住民族との間に「平和協定」が結ばれました。
しかし、協定はほとんど履行されておらず、CHT委員会はこの協定の履行監視を行うため結成された国内外の人権専門家からなる委員会です。
英国の元上院議員、フィリピン先住民族出身の国連機関代表、シンガポールの大学教授、バングラデシュの人権弁護士などとともに、上村教授が日本から委員に就任しました。


ハシナ首相からは、問題を軍事的ではなく、政治的に解決するとの約束を取り付けた他、2月20日・21日にはチッタゴン各地で村人から人権聞き取り調査を行いました。