コレクション

長年収集しているシリーズものの推理小説があります。お小遣いを貰っていた時代は、既刊分を全て購入するのにかなりの出費だったと思いますが、現在は年1回程度の刊行時期を楽しみにしています。長期にわたるシリーズといえば、サザエさん一家のように登場人物が年を取らないことが多いようです。このシリーズに関しても、登場人物よりかなり年下の子どもだった私が、いつの間にか追い越して年上となり、毎年登場人物との年齢差を広げています。
以前は次回の刊行が待ち遠しく、その間に既刊分を刊行順に全て読むということを何度となく繰り返していました。ところが近年、最新刊をもったいぶって読まずに収納するという行動をとるようになり、大事にし過ぎた結果その存在を忘れていました。実は勤務先でも同様のケースが。休憩時間に少しずつ読んでいた本が、自分にとって死角となるロッカー内の隅で発見されました。
それに懲りずに・・・先日、別のシリーズものの最新刊を購入しました。既刊分を全て読み、完結したのか続編が出るのかどちらだろうと気になっていた小説です。ちょうど他の単行書を読み終わったところなので、これから読みたいと思っています。ちなみに、その本はダイニングテーブルのベンチの上にあります。(Y)