マスク

マスクを外せないまま、また夏がやってきました。マスクは出かける時の必需品としてすっかり定着し、ポケットティッシュのように忘れてはいけないエチケット用品として、いつもバッグの中に数枚入れている人もいることでしょう。素材や色・形なども様々で個性的な表現をしている様子も見られます。
最近ではマスク美人・マスク詐欺などの奇妙な言葉もささやかれていますが、顔の半分以上を占めているマスクはミステリアスな世界を作っているのでしょうか...?!
人は顔の見えない部分を勝手に一般的なイメージに作り上げて想像しがちだそうです。外した時に少々驚く...という経験もあるかと思いますが、実は現実の顔と勝手に想像していた顔とのギャップに驚いているのかもしれませんね。私は可能な限り初めてお会いする人には一瞬だけ外してご挨拶するように心がけています。誤解のないように...(笑)このように、コミュニケーションも取りにくい、息苦しいなどイやなイメージばかり....。
しかしながら、マスクに助けられることも。冬は暖かく、風邪予防、女性はノーメークなどなど、更にはこの機会に歯の治療や矯正をする人も増えたそうです。
とはいえ、やはり夏のマスクはつらすぎます。先日の新聞で都内の熱中症死者数は新型コロナ死者数の約6倍だそうです。熱中症はマスクだけのせいではありませんがかなり恐怖を感じました。いろいろ工夫しながら何とか暑い夏を乗り越えるしかありません。(解決策がなくスミマセン...) そして一日も早くマスク無しで外を歩ける日が来ることを祈るばかりです。
最後になりますが、長く続いているマスク生活は、乳幼児の重要な成長期にどのような影響をもたらすのか、たとえば言葉の習得や感情の表現などが重要な時期に、周りがマスク姿の人ばかりの中でどれだけ色々なことを吸収できるのか、などもちろん関係者の皆さんは特に努力していることかと想像しますが、個人的にはこのことを非常に懸念しています。(S)