季節の移ろい

秋学期は春学期と違い、キャンパスに学生の姿が見られるようになったとはいえ、学園祭など通常なら時の流れのアクセントになっていたようなものがないままに気がつけば、もうクリスマスツリーの点火式。この激動の年もあと1か月余りとなっていたのです。いったい何をしてきたのだろうと振り返っても記憶のよすがとなるような行事がないものですから、考え込んでしまう・・・。学校というところは様々な「行事」(履修登録やレポート提出といったものも含めて)が1年間を刻んでいき、また新年度、というサイクルで動いていることを改めて思わされます。
12月は1年の最後の月というのが一般的ですが、キリスト教ではここから、正確に言えばアドベント(今年は11月29日)から新しい年が始まります。冬至前の最も夜の長い時期に光を待ち望むというキリスト教の考え方が、いつもならあまりそんなことを意識せずにクリスマスを迎えている不真面目クリスチャンの私にも今年は特別な意味をもって迫ってくる感じがしています。
いつもとは違うクリスマス-と書きかけて「いつも」ってなんだ?と思います。本当のこと,大切なことを忘れていたのかもしれない。みなさんはどのように1年の終わり、あるいは新しい年の始まりである12月を過ごされるでしょうか。  (M)