「凍らせマスク」

 

 「マスク生活」がとうとう夏を迎えようとしています。冬はともかく夏は風邪でも引かない限りつけることはなく、これからの酷暑の夏のマスクは未知の体験です。

インナーや水着の生地のマスクなどプロの手によって考案されたマスクが続々と登場、しかし決定的なものは見つからないままこれまでの流れで、布マスクや耳の痛くない使い捨てマスクを使ってまだなんとか過ごせている今日この頃です。しかし!最近の夏は半端なく暑い、しかも長い。いまの私の「マスク環境」で夏を無事に越せるのか・・・?いまのところ頼れるのはミニ扇風機だけか・・・。そんな時ふと頭によみがえったのが「凍らせマスク」です。これは「夏マスク」への危機感が、個人的に高まった5月ごろにまず思いついた「案」(?)の一つです。文字どおり、適度に湿らせた使い捨てマスクを冷凍庫で凍らせ、それをそのまま装着するというもの。実際に試してみると顔へのあたりも意外にソフト、凍ることでゴムの弾力が悪くなり耳にかからないのでは?という心配もそれほど問題なく普通につけることができました。もっと意外だったのはこの「凍らせマスク」は予想以上に気持ちよかったのです。どれくらい心地よいかというと、美容院などで蒸しタオルを首の下に挟み込んでもらった時に感じる「気持ち良さ」の次の次ぐらいでしょうか?炎天下で火照った顔に装着したら最高に気持ちいいに違いありません。しかし・・・この「凍らせマスク」の問題点はやはり「溶ける」ことです。しかもかなりすぐに。たぶん炎天下では3分ともたないと思われます。通勤の駅までの片道で5枚くらいは必要かも(距離にもよりますが)。これでは実用化は明らかに困難でしょう。やはり素人の考えることはこのレベルです。ですがその心地よさを思い出すにつけ、なんとかプロの手で実用化されないかとひそかに期待しているのです。 (A)