28回目の卒業式

3月15日、お天気に恵まれたなかで、卒業式が行われました。

卒業式で思い出すのは、私が若かりし頃、大学での講堂のこと。男性は背広、女性は殆どが振り袖かスーツに身を包み(袴姿は希でした)、学科の代表がそれぞれ卒業証書を受け取ったのでした。

1988年の大学開学とともに恵泉で働くことになり、初めて大学の卒業生を送り出したのが1992年3月ですから、今年も含めると28回も卒業式に立ち会ったことになります。第1回目の卒業式で驚きもし、実に新鮮に映ったのは、学長が学生一人一人に卒業証書を授与されていたこと。人数の問題もあるでしょうが、私の大学とだいぶ違います。そして、式の最後を飾る、会場を暗くした中での学燈譲りと、手に手に明かりをともした蝋燭を持って、家族が見守る中、退場する学生たちの姿。何度も見ているのに、何故か胸が一杯になってしまいます。

これから新しい世界に飛び立つ卒業生に幸せが訪れますように。

そして、私もこの3月いっぱいで恵泉を卒業します。31年間ありがとうございました。(Y)