みどりのゆび

恵泉の職員でありながら、私には「みどりのゆび」がありません-というよりも植物を枯らせてしまう名人(?)です。例えばけっこう前の多摩フェス(今の恵泉祭です)で同僚とサボテンを買ったのですが、私のものはとっくにダメになってしまったのに同僚のそれはいまだに元気とのこと。サボテンすら育てられない・・・。そのくせに、やはり緑が欲しくなるのでできるだけ手入れが簡単で丈夫なものを買ってみたり、普通のバラよりもミニバラのほうが丈夫だと聞けば、挑戦してみたり。結局はどれもこれも哀れな結果となり、ポットと捨てられない土(燃えるごみの中に混ぜるというのが市の決まりのようですが)が貯まっていくのです。

最近では植物に申し訳なくて買わなくなり、我が家の狭いベランダは殺風景。唯一残ったゼラニウム1株だけはけなげに時折、花をつけてくれていました。これはもうずっと昔、たぶん恵泉デーで買ったのだと思いますが、「いくらなんでもこんなになっては、だめだろう」という状態から何回も復活するという奇跡(?)のゼラニウムでした-と過去形なので予測はつくと思いますが・・・。目下、うちのマンションは大規模修繕中で建物がネットに覆われていて、晴れていても日光は弱々しい状態。そのくらいのことではこのゼラニウムはめげないと思うのですが、どうやらベランダ作業のときにいささか手荒く扱われたのか、気がつくと、根こそぎひっくりかえっていたのです。葉っぱもなく、枯れ木の状態。数日前、泣く泣く処分するために茎を折ったところ、中心部が少し緑色でした。ひょっとしてまだ復活の可能性があったのでしょうか・・・。ちょっと後悔している今日このごろ。  (M)