第二回平和紙芝居勉強会の実施

2020年03月17日

2020年3月5日(木)、本学の恵泉平和紙芝居研究会(KPKA:Keisen Peace Kamishibai Association)のメンバー3名が14:30より第二回平和紙芝居勉強会で指導を受けました。勉強会での講師は第一回目と同様、松井エイコ氏(壁画家、紙芝居作家)です。井の頭公園が目の前に広がる松井氏のアトリエのある「寺子屋」と呼ばれるお部屋で、前半は紙芝居の特性について、後半は紙芝居の演じ方のお話をうかがいました。後半では3月に予定されていた「多摩市東京空襲資料展」(於 関戸公民館ギャラリー)での上演の練習も兼ねて、メンバー3名が3作の紙芝居を演じ、松井氏より講評をいただきました。

3作の紙芝居は以下の通りです。

  • 脚本・絵 まついのりこ 『おおきく おおきく おおきくなあれ』 (1983年、童心社)
  • 脚本・絵 松井エイコ 『へんしーん 〈5の合体〉』 (2002年、童心社)
  • 脚本・絵 松井エイコ (写真 小川虎彦 他撮影) 『二度と』(2005年、童心社)

わたしのまなび

紙芝居を学んだというより心から楽しむという時間だったと思う。一人ひとり違っていいという言葉が演じ手として自由に表現することに繋がり、自分に自信を与えてくれるものでもあった。そういった個々人の良さが出てこそ、聞き手に伝わるものがあるのだなと気付くことができた。紙芝居からこんなに自分自身について考えるとは思っていなかったので、この機会を提供してくださった松井エイコさん、そして先生方に感謝を申し上げたい。

(国際社会学科4年 A.M.)

紙芝居を使用して表現する意味を再確認できた。そして自分は表現することが好きだと思った。うまく言葉にできないがこれから胸を張って平和紙芝居研究会の一員として活動できるような決意の日となった。紙芝居の技術には一つ一つ理由があり、「やり方よりもその理由が大切」とおっしゃった松井エイコさんの言葉が心に残った。何気ないような言葉や擬音からもしっかりと意味を汲み取り、自分の表現を通じて聞いている人の心に残るような活動を目指して今日からまた精進したい。

(英語コミュニケーション学科3年 M.Y.)

今回の講座を通して、紙芝居を実演することと授業を行うことの共通点を見つけた。それは、事前の準備が重要であることだ。紙芝居の持つメッセージを伝えるために、演じ手は事前に紙芝居の意図を読み取り理解することが重要だ。紙芝居や教科は、上辺だけを掬い取り演じたり説明したりすることは誰にでもできる。一方で、背景知識を持ち教えることと、知識を持たずに教えることは明確に異なる。行動を起こすからには、入念な準備が必要であるのだ。

(国際社会学科2年 M.S.)