小林 美菜子 さん 日本語日本文化学科

■卒業年:2010年3月卒業
■勤務先:立教大学大学院に進学

みなさん、初めまして、こんにちは。
私は今、中学•高校の教員を目指しながら、立教大学大学院で近代文学の研究をしています。
私がこの、大学院進学という進路を決めたのも、「将来は先生になろう!」と心に決めたのも、恵泉に入学し、近代文学ゼミや教職員養成課程に出会ったからでした。
そもそもの話、なぜ私が恵泉女学園大学に、日本語日本文化学科に入学したのかというと、祖母に、母に勧められたから、そして、ただ「本を読むのが好き」だったからなんです。

そんな、入学当初は大した志や目標があったわけではない私ですが、恵泉で過ごした四年間は、充実した、かけがえのないものでした。
「もらえる資格はもらっておこう」という、決して前向きではない動機で履修を決めた教職では、人に物を教えるという仕事の楽しさややりがいを実感し、「将来は絶対に学校の先生になる」という、人生を通しての目標を手にすることができました。教職課程の履修を決めた大学2年生のころに始めた塾でのアルバイトは、5年がたった今でも続けています。日々、子どもたちとふれあい、子どもたちの笑顔と成長にふれて、「教師」という夢を与えてくれた恵泉という学び場、教職課程の先生方に、本当に感謝しています。

また「本を読むのが好きだから」という理由で選択した近代文学ゼミでは、小説を多角的に、様々な視点から読み解くことの面白さ、奥深さにふれ、その面白さをぜひ子どもたちに味わってもらいたい、子どもたちに限らず、小説にはいろいろな読み方があるのだということを、より多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。そのために、もっと深く「文学」について研究したい、と考え、大学院進学を決心しました。
恵泉は、私が持つ好奇心や学びの意志、可能性を、引き出して大きく広げてくれました。また、恵泉を卒業した今でも、教職やゼミで仲良くなった友達とはよく遊びますし、お世話になった先生たちとも交流があります。恵泉で過ごした四年間は、私の大切な宝物です。
これから先長い人生の中で、悩んだり迷ったりすることもたくさんあると思います。が、そのたびに、恵泉で得た友人や先生方、そして恵泉で学んだことが、私を助けてくれると確信しています。これからも、自分の目標、夢に向かって、日々、邁進していきます!