2013年12月04日
図書館の入り口近くのガラス展示ケースは「テーマ展示」用で、ほぼ月替わりでスタッフの持ち回りで担当しています。今回12月の担当に当たりました。12月といえばクリスマス。展示のテーマもクリスマスが恒例なので、テーマ探し、本探しの苦労が無く、当たった人は「ラッキー!」なのですが、並べる本も「常連さん」になっているので、今回は、それに何かプラスしたいと思い考えた末、「クリスマス→ホワイトクリスマス→雪」という余りにも単純な連想の結果、雪にまつわるストーリーの本も展示することにしました。
蔵書検索してみると、短いストーリーが予想していた以上に沢山見つかりました。雪の朝に突如あらわれた『雪人間』、気付いたら降りしきる雪の中、どうもさっき見ていたオモチャのスノードームの中にいるらしい私・・・という『小さな吹雪の中の冒険』などなど・・・。ファンタジー以外にも、雪の日の引っ越し、そり滑り、スキーなど、テーマも様々。すこし読んでみて感じたのは、小説家は意外に「雪」というモチーフが好きなのかもしれない、ということです。雪の降らないロンドンで、アメリカの故郷の大雪を懐かしむ文もありました。やはり雪には想像力、創造力を刺激する独特の力があるのでしょうか?仕事のある大人としては、つい雪は「やっかいもの」に感じがちですが、白い別世界に一歩踏み出すのもわくわくした子供時代の気持ちが少し蘇りました。
さて「ホワイトクリスマス」になるかはわかりませんが、皆さんも思い出に残るクリスマスを!そして、良いお年を!(A)