このブログの愛読者の方はご存知の通り(と書きつつ、そんな人はいないだろうと自分に突っ込みを入れてしまいます)、私は長編小説大好き人間です。物語の世界にはいりこんで登場人物と時間を共にする楽しみは長編ならでは、と思っています。そんな私にとって驚きのニュース。ケータイ小説も十分にびっくりだったのに、今や巷ではさらに短い「超・短編小説」がはやっているというではありませんか!
NHKのニュースによればなんと2000字の小説、いやいや、もっと短く、ツィッター利用で150字の小説すら登場しているとか。スマートホンやタブレットの普及でちょっとした空き時間に気軽に読めるところが人気の秘密とコメントしていました。でもそれを言うならば、私も常に本を持ち歩き、電車を待つ間にも読んでいるので、手段が違うだけ、やっている行為は同じとも言えます。となると、なぜ2000字で完結しなければならないのだ、と長編愛好者は叫びたくなるのです。別にお話が続いていてもいいのでは?
このように考えると超短編小説がはやるのはスマホなどの普及だけが理由ではないように思えてきます。短くインパクトのあるものが好まれているのでしょうか。私にしてみれば何があるのだろうとわくわくしながらドアを開けたらもう出口だった、みたいな感じですが・・・。
蛇足ながらこの文章も超短編エッセイ?? (M)